精神的に不安定になっていませんか?
「イライラしやすい」
「急に落ち込む」
「気分に波がある」
そんな状態は身体の熱を上手く巡らせられていないかもしれません。
今回のブログを見ればイライラしやすく気分の波がある原因と、解消のための夜の過ごし方や体操が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
イライラしやすく気分の波がある原因
イライラしやすいのは頭に熱がこもっている時になりますが、熱の産生が多い時と熱を冷ます体液が少ない場合に分けられます。
単純に熱の産生が多い人はイライラする事は多くても、楽しい事をしていれば機嫌がよくなります。
ですが熱を冷ませないタイプの人はイライラした後に、急に落ち込んだりふさぎ込んだりします。
機嫌のいい時と悪い時の差が激しい人は熱の産生が多いタイプで、傾向としては活動的で明るい人が多くいます。
ですが、体温が高くなりすぎると不眠になり、不眠になる事で余計に精神が不安定になります。
大切なのは夜になった時に頭の熱を冷ます事で、しっかりと眠る事で身体の熱を巡らせる事なのです。
陰を養う夜の整えルーティン
睡眠中は体内で昼とは違う作業が行われており、起きている間に活発に働く肝や胆を修復する大切な時間となります。
特に23~1時は胆で1~3時は肝を修復するので、この時間帯には眠っている事が身体の熱を下げるために大切な時間となります。
この時間に活動している人は身体の熱を上手く下げられず、日中に熱がこもってイライラしやすくなるのです。
そして睡眠の質を高める習慣として、食事は寝る3時間前に終わらせて入浴は寝る1~2時間前に終わらせるのがお勧めです。
寝る直前は軽いストレッチをしながらゆっくりと呼吸をする事で、布団に入った時に自然な眠りに誘われます。
季節に合わせた睡眠も大切で、夏は冬よりも少し短くして冬は少し長く寝る事で体調は整いやすくなります。
おやすみ前のゆる体操
布団に寝ころんでから仕上げに軽い体操をして筋肉を緩めれば、頭にこもりやすい熱が全身に巡り精神も安定するようになります。
まずは仰向けの状態で両膝を立て、両腕を左右に広げて両膝を右に倒します。
両膝を倒した状態で10秒ほどキープしながら深呼吸を行い、終わったら左も行いましょう。
次は両足を伸ばした状態から足首の曲げ伸ばしを10回ほど行いながら深呼吸を行います。
最後は身体をグーっと思いっきり上下に伸ばしてから一気に緩める事で、全身の血行を促進しリラックス効果を高められます。
寝る前に筋肉の緊張を緩めておくことで睡眠の質が高まり、身体の熱を上手く巡らせることで精神面も安定するようになります。
まとめ
イライラしやすく気分の波があるのは頭に熱がこもっているせいです。
寝る前のルーティーンを変える事で熱はこもりにくくなります。
特に寝る直前の体操をするのはお勧めのルーティーンになります。