精神と内臓がつながっているのは知っていますか?
「急にお腹が痛くなる」
「夜に眠れない」
「意欲が出ない」
こんな現象は精神と内臓の片方だけの問題ではありません。
今回のブログを見れば科学的にも証明されている精神と内臓のつながりが分かり、精神面でも健康になるための方法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
最新の科学が証明する内臓と精神のつながり
最新の科学でも特に注目されているのは脳腸相関で、脳の機能が腸内環境に左右されているというものです。
腸内環境が悪い人はうつ病のリスクが高い事が分かっており、特に小腸の状態は精神状態を大きく左右する事が分かっています。
他にも精神的なストレスが胃に炎症を起こす神経性胃炎が有名ですし、病気の患者さんは抑うつ症状が現れやすくなります。
現代医学でも、感情や精神状態は自律神経系やホルモン分泌を通じて内臓に影響を与えるという科学的な研究が進められています
腸内環境を整える事は幸せホルモンのセロトニンの分泌を促し、精神的に安定しやすいという事も分かっています。
普段から深呼吸をしたり姿勢を正す事も、内臓の働きを安定させて精神の健康を保つうえで重要視されています。
五臓の知恵を現代に活かす方法
五臓とは東洋医学の考え方で、各々の内臓が精神と身体に特定の影響を与えていると考えています。
現代医学との違いはバランスを重視するという事で、弱いから悪いとか強いから良いとは考えません。
大切なのは身体の中でバランスがとれているかどうかで、体質的に弱い部分があっても他で補えるなら問題は無いと考えます。
もう一つの特徴は体質を重視するという事で、健康を維持するには自分の体質を知って適切に対処する事を求めています。
だからこそ弱い所を鍛えるのが良いとも考えず、強くてもバランスが悪ければ問題と考えます。
五臓の知恵とは自分の体質に沿った生き方を勧めるものであり、健康に必要なのは運動と食事、睡眠のバランスだと教えてくれているのです。
東洋医学と西洋医学で見る心身相関
心身相関とは精神と内臓が相互に影響し合う関係の事で、自律神経やホルモンの分泌を通して精神と内臓は影響し合います。
精神と内臓がお互いに影響しあっているというのは科学的に解明されつつあり、多くの医師が心身相関の重要性を認識しています。
精神的なストレスは内臓の働きに変調をきたし、腹痛や不眠、動悸などの原因となります。
心不全や腎不全などの病気になれば抑うつ症状が現れやすく、元気だった人にも意欲の低下が見られるようになります。
そのため心身の健康を維持するためには有酸素運動が必要で、運動によって分泌されるセロトニンやエンドルフィンなどの脳内物質が精神面も健康にしてくれます。
さらにホルモンの分泌を通じて睡眠の質が高まるとストレスにも強くなり、ストレスに強くなることで内臓の健康も維持しやすくなるのです。
まとめ
精神と内臓の関係は脳腸相関などで証明されています。
五臓の知恵とはバランスと体質をしって対処する事です。
大切なのは運動をして睡眠の質を高める事になります。
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