毎日を疲れて過ごしていませんか?
「朝から元気がない」
「夕方にはくたくた」
「日中も集中できない」
そんな状態は東洋医学から見れば気虚の状態になります。
今回のブログを見れば気虚になる原因と、気虚を解消し予防する方法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
疲れやすく集中力が続かないのは何故か?
疲れやすいのと集中力が続かない状態は身体と脳の別問題に見えますが、東洋医学ではどちらも気虚が原因と捉えます。
疲れやすい場合は消化吸収の機能が低下している脾気虚が多く、食べ過ぎや冷たい物の摂り過ぎがきっかけとなります。
気は特に筋肉の収縮を促すので、気虚になると筋肉に力が入らず思うように動けなくなります。
脾気虚の状態が続くと栄養が不足した肝血虚へと発展し、肝血虚になるとさらに全身の気虚へとつながり疲労感が強くなります。
そして血は血圧を高める作用があるので、不足すると脳に血液が巡らずに集中力が低下します。
そのため、原因となる脾気虚を解消し予防する事が疲れにくく集中力を高めるのに役立つのです。
昼は気を消耗しない働き方
昼は気が充実する時間帯ですが、無理な働き方は気を大きく消耗し気虚を招く原因となります。
気虚を予防するのに大切なのは長時間の労働を避ける事と、適度な運動や睡眠が重要になります。
仕事中でも同じ姿勢を長く続けていると気の消耗が激しくなるので、1時間に1回は立ち上がって身体を動かすのがお勧めです。
可能なら階段の昇り降りなどが理想ですが、少し身体を伸ばしたり屈伸したりするのも効果的です。
気虚の予防に大切なのは血流を悪くしない事なので、普段から下半身の筋肉に刺激を入れるようにしましょう。
また、疲れてくると呼吸が浅くなって血流が悪くなるので、疲れて集中力が落ちてきたら深呼吸する癖をつけるのお勧めです。
昼食は気を補う食べ方
3食の中でも昼食は特に気を補う食べ方が重要で、気を補う食材は米や芋類、豆類にキノコ類、肉やウナギにエビなどが代表的です。
基本的に炭水化物を食べた方がよいのですが、気虚になりやすい人は消化力が弱いので消化しやすい物を食べましょう。
米を食べるにしても野菜が少ないと消化に負担がかかるので、定食のように野菜や魚が多い物を選びましょう。
また、冷たいものや生ものは体を冷やして気虚の原因となるので、夏以外は温かい料理を食べるようにしましょう。
そして最も大切なのがよく噛んで食べる事で、咀嚼の回数が多いほどに消化を助け気を高めるのに役立ちます。
しっかりと食べる事も大切ですが食後に眠くなる時は食べ過ぎで、食べ過ぎは胃腸に負担をかけるので腹八分目を心がけましょう。
まとめ
気虚は消化吸収の低下がきっかけとなり疲れやすく集中できない状態です。
気虚を予防するには長時間の同じ姿勢を避けて適度に身体を動かす事です。
気を高めるには米類や芋類などを食べてよく噛むことが基本となります。