水滞体質による冷えや腰痛を解消する習慣と薬膳

身体の浮腫みが気になっていませんか?

「靴下の跡がつきやすい」

「足がだるくなりやすい」

「腰痛が出やすい」

こんな症状が水滞体質の特徴となります。

今回のブログを見れば水滞体質の原因と、解消のための生活習慣と薬膳が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

水滞体質とは

水滞体質とは血管の外の水分であるリンパや唾液、汗などの様々な水分の巡りが悪い状態でだるくなりやすいのが特徴です。

リンパなどの巡りは筋肉の助けを必要とするので、筋肉量が少ない人ほど水滞になりやすい傾向にあります。

水滞が起こりやすいのは重力によって水分が溜まりやすい下半身で、運動不足で冷えやすい人ほど水滞は悪化して腰痛の原因にもなります

水滞が起こっている部分には老廃物が溜まっているので、尿などから排泄できていない人も水滞が悪化して冷えやすくなります。

そのため、水分不足で排尿の回数が少なかったり、過労などで老廃物の量が多い人も水滞が起こりやすいのです。

水滞は脾や腎が弱い気虚が原因で起こる場合もあれば、過労や睡眠不足が原因で気滞と併発する場合もあります

水滞のケア

水滞の解消に必要なのは筋肉の刺激と老廃物の排泄になるので、まずは運動と水分補給が基本になります。

運動では下半身を中心に筋肉に刺激を入れたいので、ウォーキングや階段の昇り降りがお勧めとなります

踏み台昇降やスクワットも大切で、終わった後に軽めのストレッチをするのも効果的です。

ただし、身体を温めないと水滞は解消されにくいので、ストレッチだけだったり短時間の運動では効果は上がりづらくなるので注意しましょう。

水分補給は排尿回数を増やすのが目的ですが、身体を冷やさないように夏以外は常温で冬は特に白湯を心がけましょう。

飲む量としては体重の3%くらいが目安なので、60㎏の人であれば1日に1.8ℓくらいを少しずつこまめに飲むようにしましょう

水滞解消の薬膳

水滞を解消するのに必要なのは老廃物の排泄なので、利尿作用のある食材がお勧めとなります。

利尿作用があるのはカリウムを多く含む夏野菜や海草類などになり、飲み物に含まれるカフェインも適量なら大切です

カフェインは悪者の様に言われる事もありますが、老廃物の排泄という観点からはとても大切な栄養です。

ですが、コーヒーなど多量のカフェインは身体を冷やす原因にもなるので基本はホットで1日に2~3杯くらいまでにしましょう。

また、排尿回数が増えると身体が冷えやすくなるので、身体を温める調理法もポイントになります。

特に冬は海藻や魚などは汁物や鍋で食べるのがお勧めで、夏野菜も寒い時期はスープなどで食べるのが大切になります

まとめ

水滞は運動と水分が不足する事で起こります。

普段から下半身の運動とこまめな水分補給を取り入れましょう。

薬膳としては海藻や夏野菜、コーヒーなどが水滞の解消に役立ちます。

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