人生には陰陽の性質が深くかかわっていると知っていますか?
「男女で差がある」
「年齢によって性格が変わった」
「季節によって調子が違う」
これらの出来事は陰陽の理論で説明が付きます。
今回のブログを見れば陰陽の理論と、陰陽の理論を人生に活かす方法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
陰陽タイプとは?
陰陽とは世の中に存在するものを二つの相反するものに分け、それらの変化を示した考え方です。
陽は外向的でエネルギッシュで男性的なのに対し、陰は内向的で繊細な女性的という感じです。
さらに陰と陽はお互いに影響し合い、時間とともに変化していくという特徴もあります。
始まりは陰が多くて陽が少ない状態で、徐々に陽が増えていきますが途中から陰が増え始めます。
子供の内は成長とともに男性的な面が目立ち始めますが、30歳くらいを境に女性的な面も目立ち始めるという感じです。
陰陽を現す太極図は60歳で一回りすると考えられ、若い時は情熱があって感情が表に出やすい人も高齢になる頃には冷静で感情を表に出さなくなってくるのと同様です。
五臓と陰陽
五臓と呼ばれる肝・心・脾・肺・腎は陰に属しますが、その中でもさらに陰陽に分かれます。
肝は陽中の陰と呼ばれ、温かいけど冷えやすいのが特徴の臓器で性格も熱中しやすく冷めやすい飽き性となります。
心は陽中の陽と呼ばれ、常に熱を持っている臓器で性格も暑苦しいほど前向きです。
脾は陰中の至陰と呼ばれ、臓器の中では最も冷えて変化が少なく性格も最も安定しています。
肺は陰中の陽と呼ばれ、冷えているけど温まりやすい臓器で推し活などにはまりやすいタイプです。
腎は陰中の陰と呼ばれ、常に温度が低めの臓器で性格も冷静で自分をコントロールできるタイプです。
自分がどのタイプか分かれば、自分にとって最も合う生き方を見つける事が出来るのです。
陰陽の知恵を活かす方法
陰陽は季節の変化や時間の経過も示しているので、心身の働きもある程度は予測して対応する事が可能となります。
春から夏の陽の時期は活発に動きやすくても、陰の時期となる秋から冬は行動量を減らし断捨離する事も大切です。
陽の時期にはどんどんと動く事が身体に必要になりますが、季節の変わり目や陰の時期には無理な行動は避けた方が無難になります。
年齢なら30歳までが陽の時期となり、30~60歳は陰の時期となり性格も変わってきます。
12歳くらいまでは飽き性だった子供でも、30歳くらいから集中力や継続力が身に付きます。
そのため若い時には色々な事に挑戦し、30歳くらいからは得意分野に絞って伸ばしていく事が人生を切り開くポイントになるのです。
まとめ
陰陽は相反する性質の移り変わりを現しています。
五臓にも陰陽の特徴が反映されており、内臓によって性格の傾向が決まります。
季節や年齢によって生活の仕方を変えるのが人生を切り開くポイントになります。
⇒自分の体質を理解する!大阪市北区で体質診断が受けられます。