脾と大腸の関係と便通が気分に与える影響とは

便通は精神状態に影響していると知っていますか?

「イライラする」

「クヨクヨと悩んでしまう」

「集中力が落ちている」

こんな状態は脾と大腸の状態が悪いかもしれません。

今回のブログを見れば脾と大腸の状態が悪くなる原因と、精神に与える影響が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

脾と大腸の関係

大腸の主な機能は水分と塩分を吸収して気のエネルギーを活発にする事と、水分を吸収して便の通過を促し血流を高め水分バランスを保つ事です。

そんな大腸は脾の機能が低下して消化吸収が悪くなっていると、湿邪が腸に停滞しやすくなり湿熱の状態になります

脾には身体の水分を調整する働きもあるので、脾の不調は大腸での水分代謝にも悪影響を与えます。

そして大腸の湿熱が長引くと徐々に大腸は水分不足となり、水分不足のせいで脾の機能が悪化する悪循環となります。

大腸湿熱は辛い物や味の濃い食事が原因で起こり、その状態になると下腹部の痛みや腫れ、下痢や肛門の熱感などが現れます

そこから大腸が水分不足になると便秘の原因となり、身体が火照る事で冷たい物を欲しがり皮膚の乾燥やニキビの原因となります。

便と体質の関係を読み解く便診

便の形状から見れば下痢なら身体が冷えて水分が多く、便秘なら身体は熱して水分が不足していると考えられます。

もう一つ重要なのは便の色で、正常な便なら胆汁に含まれるビリルビン色素によって黄褐色から茶褐色になります。

ただし、胆汁が過剰に大腸に流れ込むと下痢を引き起こし、胆汁が原因の場合は油物を食べた後にすぐ便意をもよおすのが特徴です

他にも白い便の場合は胆管が詰まったり、肝臓の機能が低下したりする事が原因で胆汁が正常に排出されていない可能性があります

緑色の便は腸炎などで胆汁の吸収が不十分な可能性があり、胆汁が腸管内に蓄積されて酸化されている場合があります。

黒っぽい便の場合は消化管からの出血が原因の場合が多く、赤い便なら肛門付近からの出血が主な原因となります。

毎朝の便通で気分が安定

大腸は精神状態にも影響し、湿熱や水分不足の状態になる事で精神は不安定となります。

大腸湿熱の状態だと発熱したようなダルさを感じやすく、一見すると元気そうに見えますが悩みやすくなります。

大腸が水分不足の状態になるとイライラして不満を感じやすく、疲労感や集中力の低下なども現れます

便秘が酷くなるとホルモンバランスが乱れてうつ症状が現れやすいので、便秘の原因となる大腸の不調を解消する事は重要です。

大腸の状態が整い毎朝の便通があるだけでも気分はスッキリとし、ホルモンバランスが整う事で意欲や集中力が高まります

精神を安定させるのに必要なのは大腸と脾の状態を整えて、熱を溜めたり水分不足にしないようにする事なのです。

まとめ

脾と大腸はお互いに影響して便通を整えています。

便の形状や色は身体の状態を知る方法の一つです。

精神の安定に大切なのは湿熱や水分不足にならないように気をつけて便通を促す事です。

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祝日はお休みです。

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