春は喉の不調に悩んでいませんか?
「喉がイガイガする」
「急に咳が出る」
「アレルギーが悪化する」
春は喉が弱い人には辛い季節です。
今回のブログを見れば春に喉が弱る原因と元気に過ごすための薬膳が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
春という季節
春は気圧や気温の変化が激しくなるので自律神経が乱れやすく、眠りが浅くなることで肝が疲れやすい季節です。
また、花粉に黄砂などが多く飛散する事で呼吸器も弱りやすく、アレルギーがある人は症状が悪化するのも春の特徴です。
そんな春を元気に乗り切るには肺と肝を同時に元気にする事が必要になります。
東洋医学では内臓を元気にするには五味を重視しており、肺を元気にするなら辛味で肝なら酸味のある食材を選びます。
さらに内臓に合わせて旬の食材を選ぶと栄養価が高いので、より薬膳としての効果が高まります。
ですが、気をつけたいのが食べ合わせの概念で、せっかくの食材も相性が悪いと本来の効能が期待できなくなります。
食べ合わせとは
2つ以上の食材を使う時にはプラスの効果をもたらす時とマイナスの効果をもたらす事があります。
プラスの効果としては消化や吸収を助けますが、マイナスの効果としては他の臓器を弱らせる場合です。
薬膳では体質や内臓の弱りに合わせて食材を選びますが、特定の食材ばかり摂っていると相剋関係にある内臓が弱ってしまいます。
そんな時に使うのが二味配合や三味配合という考え方で、複数の臓器をまとめて元気にする事を意識します。
例えば、肺を強くしようと辛味ばかりとっていると相剋関係になる肝が弱ってしまいます。
そのため肺を強くしようと辛味をとるなら、少しの酸味を加えることで肝の弱りを防ぐのが二味配合です。
肝と肺の薬膳
二味配合以外の考え方には、肺を元気にする白い食材に酸味を合わせたりする方法もあります。
春が旬の野菜の中でもお勧めなのが肺を元気にする春玉ねぎで、玉ねぎを酢漬けにする酢玉ねぎは肝と肺を同時に元気にします。
肺を元気にする大根も春に旬を迎える種類があり、大根をしゃぶしゃぶなどにしてポン酢で食べるのも肝と肺の両方に効果があります。
二味配合の調味料としては昔から辛子酢味噌が重宝されており、春が旬の南インドマグロなどと合わせるのも人気です。
肝を元気にするのは緑の食材で辛味を足すのもお勧めなので、豚肉とキャベツの辛みそ炒めなども人気です。
さらにアサリなども肝臓を元気にするので、アサリと白菜キムチなどを使ったチヂミやスープもお勧めのレシピとなります。
まとめ
春は気候や花粉などの影響で肝と肺が弱りやすい季節です。
食べ合わせも考慮して内臓を元気にする食事が必要です。
二味配合や内臓を元気にする食材を組み合わせて食べましょう。
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