腕や指が痛んでいませんか?
「夜に腕が疼く」
「作業をすると指が痛む」
「安静にしても再発する」
腕や指の痛みは再発しやすいのが特徴です。
今回のブログを見れば腕や指が痛む原因と、再発させないための方法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
西洋医学から見た腕や指の不調
西洋医学とは現代医学の事で、現代医学では腕や指の痛みの原因は使い過ぎや軟骨のすり減り、神経の圧迫などを疑います。
そのため痛みがある部分は使い過ぎず安静にする事が求められ、痛みに対しては痛み止めを処方するのが一般的です。
軟骨のすり減りや骨の変形に対しては老化だから仕方ないと諦めたり、場合によっては手術などを勧めます。
腱鞘炎やヘバーデン結節などにはサポーターを勧め、動きを制限したり圧迫する事で腫れを押さえたりもします。
こういった処置は一時しのぎにはなりますが、多くの場合で再発するので根本的な解決にならない事も多くあります。
骨などの変形が進んで関節の動きが制限されると痛みはマシになりますが、その時には関節の本来の動きは失われている事が多くあります。
東洋医学から見た腕や指の不調
東洋医学から見れば腕や指の健康は気血水が巡っている事が重要で、気血水が巡れば痛みや腫れは起らないと考えます。
加齢とともに気血水は徐々に量が減っていき、筋肉や靭帯が弱くなり姿勢が歪むのは気血水の不足から巡りが滞りやすくなるからです。
特に現代医学では老化現象と言われるヘバーデン結節は気血水の不足や滞りが関係し、巡りが不十分なために腫れや痛みが起こっています。
大切なのは気血水の量が減っても巡りが滞らないように姿勢に気をつけたり適度な運動を心がける事です。
加齢に伴い筋肉量が減少する事が滞りやすさにつながるので、普段から階段などを使って下半身を鍛えておくことは重要です。
また、水分補給をこまめにする事も気血水の巡りを高めるのに重要なので、喉が渇いていなくてもこまめに白湯などを飲むようにしましょう。
正しい姿勢と腕の負担を減らす習慣
日々の生活習慣で大切なのは姿勢に気をつける事で、悪い姿勢とは頭の位置が前に出過ぎの状態です。
身体に最も負担となりやすいのが頭の重みで、スマホを使う時に前に傾いていたりパソコンをする時に頭が前に出過ぎていると身体の巡りは悪くなります。
また、頭が前に出ると背骨が丸くなり、背骨が丸くなると巻き肩になりやすくなります。
巻き肩の状態だと腕から指にかけて巡りが悪くなるので痛みや痺れが出やすく、さらに疲れがとれにくくなります。
そのため、普段から顎を引いて胸を張り、頭と肩の位置を背中側に寄せましょう。
壁に背中をつけて肩と後頭部が同時に当たる姿勢が理想なので、普段から気が付いたら姿勢を戻すように心がけましょう。
まとめ
腕や指が痛んだ時に安静にしても一時しのぎです。
大切なのは腕や指の痛みの原因で気血水の巡りを高める事です。
まずは姿勢を正して身体の負担を減らす事から始めましょう。
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