腕が痺れる事はありますか?
「仕事中に痺れてくる」
「朝から痺れている」
「軽い痺れが続いている」
こんな状態は血流に問題があるかもしれません。
今回のブログを見れば腕が痺れる原因と、東洋医学の対処法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
腕の痺れ
腕のしびれは血行不良が原因で起こることがあり、主な原因は血管の圧迫や筋肉の緊張などです。
長く同じ姿勢を続けていると徐々に筋肉が緊張して血管が圧迫され痺れてくることがあります。
また、腕枕のように頭の重さで物理的に圧迫されたときも腕は痺れ、圧迫を止めてもしばらくの間は痺れています。
普段から腕の疲労が蓄積している人は筋肉が硬くなりやすく、少しの作業でも腕の痺れが出やすくなってきます。
そして、現代人に増えているのが生活習慣病による痺れで、高血圧や糖尿病、脂質異常症などは血流を悪化させて痺れの原因となります。
血流を確保しようと思えば、きちんと水分補給をしたり筋肉を緩めたりする事が必要となります。
東洋医学の血とは
東洋医学では気・血・水が常に巡っている状態を健康と考え、血とは血液中を流れる赤血球や糖質や脂質、ホルモンなどを指しています。
血液は心臓の力で運ばれますが、心臓の働きが低下すると血流が悪くなり血滞という状態になります。
血滞になると持続的な痺れに痛みを伴う事が多く、神経痛などの強い痛みの原因ともなります。
また、血が不足した状態は血虚と呼ばれ、特に肝臓で作られるタンパク質が不足すると痺れを起こしやすくなります。
そのため、血流が原因の痺れには心臓の機能低下と、肝臓で作られる栄養が不足した状態が考えられます。
特に女性は生理の前後で栄養不足になりやすく、筋力の不足から血液を巡らせる力が弱いために腕の痺れも起こりやすくなります。
ツボ押しケア
基本的に腕が痺れやすい人は血流が悪い傾向にあるので、運動と水分補給は必須です。
特にバンザイをしたり肩を回す動きのあるラジオ体操はお勧めで、朝に起きたらまずはラジオ体操をしましょう。
また、普段から検査などで血糖値や中性脂肪などに引っかかる人は水分の補給量を増やす事も大切です。
後は腕の血流を高めるツボ押しケアがお勧めで、血流を高める時には合谷(ごうこく)というツボを使います。
合谷は親指と人差し指の骨のつけ根の部分で、人差し指側に向かって3~5秒ほど指圧しましょう。
指圧した後はグーパーの動きをして合谷周りの筋肉を刺激すると血流が高まり腕が痺れにくくなります。
まとめ
腕の痺れは血流の悪化から起こります。
東洋医学では血滞と表現し痛みや神経痛を伴う場合もあります。
大切なのは運動と水分補給に合谷を使ったケアになります。
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