五味と五性を使った呼吸器の薬膳

咳や喉の痛みが出た時はどんな対処をしていますか?

「すぐに薬を飲む」

「薬を常備している」

「冬はいつも咳が出る」

こんな状態は東洋医学では健康とは考えていません。

今回のブログを見れば咳や喉痛を起こすときに摂りたい薬膳の基本が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

呼吸器のために摂りたい食材とは

一般的に止まらない咳などに効果があるとされる食材はビタミンC・Eなどを含でいるものや、炎症を鎮めたり粘膜を潤したりする食材です。

例えば梨や銀杏などは咳を鎮める食材として昔から重宝されてきました。

基本的に喉に効果のある食材というのは、咳や痰の原因となる乾燥して冷たい空気から喉を守るものになります

昔の人は食材の様々な効能に注目し、症状に合わせて食材を選ぶことで喉を守ってきたのです。

現代では栄養学が中心で栄養をバランスよくとることが推奨されていますが、東洋医学では味や性質にも注目しています

味や性質などは必ずしも栄養学と一致しませんが、身体にとっては重要な考えた方となるのです。

五味の基本的な考え方は

五味に含まれるのは酸味・苦味・甘味・辛味・塩味の5つになり、それぞれが身体に与える影響について注目しています。

例えば酸味なら肝の機能を高めて心臓の働きを調節する事で、腎を助けたり肺を休ませたりする事につながります

同様に苦味であれば心臓の機能を高めて脾の働きを調節しお茶やコーヒーなどで、甘味なら脾の機能を高めて肺を調節し砂糖だけでなく炭水化物も当たります。

辛味なら肺の機能を高めて腎を調節し唐辛子などで、塩味は腎の機能を高めて肝を調節し海産物などとなります。

呼吸器疾患の場合には肺の機能を高める辛味や、肺を調節する甘味などが必要となります。

そのため甘辛い食材が多い韓国料理などは、冬の冷たく乾燥した空気から肺を守ってくれる味なのです

性質の考え方

薬膳でもう一つポイントとなるのが五性という考え方で、寒性・涼性・平性・温性・熱性の5つになります。

寒性・涼性とは身体を冷やす作用で夏に余分な熱をとる時に必要となり、トマトやキュウリなど夏の食材があります

温性・熱性は身体を温める作用があり冬に身体が冷えている時に必要となり、温性には根菜類などがあり熱性には唐辛子などがあります。

平性は温冷の作用はない食材で米など毎日食べている食材に多くあります。

気管支炎など熱を持っている時には、喉を冷まして潤す山芋や大根、蓮根などが重宝されてきました。

冷えて咳などが悪化する場合には、肺を温めるネギや紫蘇、シナモンなどが重宝されています

まとめ

咳や喉痛が出る前から食事に気をつける事が大切です。

五味を意識するなら辛味や甘味が冬には大切です。

喉が腫れているなら熱を冷ます食材を意識して摂りましょう。

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