なぜ血圧が高くなるか知っていますか?
「血圧が高くて悩んでいる」
「薬を出された」
「飲み続けないといけないの??」
本来なら身体は血圧をコントロール出来ます。
今回のブログを見れば血圧と自律神経の関係と血圧のコントロール法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
自律神経とは
自律神経は血流や血圧とも深い関係があり、交感神経と副交感神経の2つが血管の収縮や拡張をコントロールしています。
交感神経が優位になると血管が収縮して血流が悪くなり血圧が高くなり、副交感神経が優位になると血管が拡張して血圧が下がります。
交感神経が優位になると高血圧になりますが血液を流す力は強いので、身体の末端まで血液を届けて身体の動きを高める事が可能です。
副交感神経が優位だと血流量が増えて内臓は活発に動きますが、血圧が下がると身体の動きは低下するのが特徴です。
そのため、血圧や血流に関して言えばどちらかが優位過ぎる状況は身体にとって問題なので、大切なのは必要に応じて優位性が入れ替わる事になります。
血流は意識して流れを変える事が可能なので、血流をコントロールする事で血圧もコントロール出来るのです。
血流との関係
血液を流すのは心臓の役割ですが、全身の筋肉も血液の流れを高めて心臓を補佐します。
特に下半身の筋肉は大きいので動かすと血液を強く流すので、下半身を動かす事は血流を高めて副交感神経を刺激して血圧を下げる事につながります。
逆に運動不足だと血流は悪くなり、心臓の負担が増えて交感神経を高め高血圧につながります。
また、水分補給は血流量を増やす事につながるので、水分補給は副交感神経を刺激する事につながります。
副交感神経が優位な人は血流量が多いですが、血圧が下がることで身体は浮腫みやすくなるのが特徴です。
逆に交感神経が優位な人は身体は引き締まりますが、血流の悪さから血圧が上がるのが問題となります。
呼吸との関係
自律神経と血流の両方に影響するのが呼吸になり、交感神経が優位な時は呼吸が浅くなって血流が速くなり血圧も上がります。
副交感神経が優位な時は呼吸が深くなり血流はゆっくりとなり、全身を巡る血流量は高まり血圧も下がります。
これは肺が膨らんだり縮んだりする事で自律神経を刺激し、肺の影響で心臓の働きも左右されるからです。
ストレスが溜まると反射的に溜息が出るのは、大きく息を吐くことで副交感神経を優位にして血圧を下げようとしているからです。
現代人の多くはストレスや緊張から交感神経が優位になって血圧が上がりがちですが、普段から意識して深呼吸をする事は血圧を下げる事につながります。
そのため、普段から血圧が高い人は運動をする事も大切ですが、水分をとって意識して深呼吸をする事も必要になります。
まとめ
血圧は交感神経の働きで高まります。
副交感神経を刺激すれば血圧は下がるようになります。
そのために運動だけでなく水分補給と深呼吸が大切になるのです。
⇒心身を整えたい方へ!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます