冬の食欲不振は東洋医学から見ると脾腎陽虚!?

冬に食欲不振になる原因は知っていますか?

「食欲がわかない」

「冬に時々なる」

「風邪ではない」

冬は胃腸だけでなく他の臓器も機能低下する季節です。

今回のブログを見れば冬に起こる食欲不振の原因と対処法が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

食欲不振の原因

食欲不振が起こる一番の原因は消化不良ですが、ハッキリとした原因が見つからない時には機能性ディスペプシアと呼ばれます

病気が隠れている場合もあり、消化器系に属している食道や胃腸、肝臓や膵臓などに疾患が隠れている場合もあります。

ですが、心臓や腎臓など一見すると消化器系と関係のない所が原因で食欲不振が起こる場合もあります。

心不全が起こっていれば血流量の減少から消化不良が起こりますし、腎機能が低下していれば体内の老廃物がたまって食欲不振となります。

食欲不振で病院に行っても、多くの場合は消化器系の検査を行うので他の臓器まで調べるのは稀です。

東洋医学では他の臓器との関連まで視野に入れて食欲不振の原因を探り、腎臓と関連する脾腎陽虚も疑います

脾腎陽虚(ひじんようきょ)とは

脾腎陽虚とは脾陽虚と腎陽虚が同時に起こり冷えている状態で、基本的には脾気虚から脾陽虚に発展し腎陽虚を招きます。

脾陽虚は一時的に胃腸が冷えている状態ですが、腎陽虚は慢性的に全身が冷えている状態になります

腎陽虚は最も程度の重い陽虚であり、慢性の胃腸病や内分泌系の機能低下に加齢などがきっかけで起こります。

腎臓は血流量が多くて普段から熱を産生しており、血圧を調節する事で体温を一定に保っています。

腎機能が低下すると体温の調節が上手くいかなくなり、体温が下がると消化酵素の働きが鈍ることで消化不良を起こしやすくなります

そのため、普段から腎機能が下がらないようにする事が冬の食欲不振を起こさない事につながります。

冬に注意

腎機能が低下すると身体に老廃物が溜まり消化機能も低下するので、腎機能が低下しやすい冬は要注意です。

腎機能が低下する原因の一つが寒さで、寒さによって高血圧になると腎臓の毛細血管を傷つけ腎機能を低下させます

また、暖房が効いた部屋から寒い外に出た際の激しい温度変化は血圧の急上昇を招き、腎臓へのダメージを大きくします。

さらに冬場は気づかないうちに脱水状態に陥っている事が多く、水分不足から高血圧が起こる事もよくあります。

腎臓を守るためには部屋の温度と湿度を適正に保つ事が大切で、WHO(世界保健機関)では18℃以上で50%くらいの湿度が重要です

また、水分補給も重要で腎臓への負担が少なく身体を温めてくれる玄米茶がお勧めで、後は旬の野菜を入れたスープなどで栄養を補給する事も大切になります。

まとめ

食欲不振は消化器系だけでなくそれ以外の臓器の不調からも起こります。

特に腎機能の低下は老廃物を身体に溜め込むことで消化不良の原因となります。

冬は寒さから腎機能が低下しやすいので、温度と湿度の管理に水分補給を行いましょう。

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