指の痺れを起こす頚椎症性神経根症の原因と対策とは

指の痺れは指に問題があると思っていませんか?

「指をマッサージしている」

「指をストレッチしている」

「体操をしている」

こんな対応は効果が無いかもしれません。

今回のブログを見れば頚椎症性神経根症で指が痺れる原因と正しい対処法が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

頚椎症性神経根症とは

首の骨の変形などが頚椎症と呼ばれ神経が圧迫される事が神経根症となり、首から腕や手にかけて神経痛や痺れ、筋力低下などを起こす疾患です。

主な原因は加齢や悪い姿勢による筋肉疲労で、首に負担のかかる姿勢や動作を続けると悪化するのが特徴です

安静にしていれば3ヶ月程度で痛みやしびれがマシになり、長引く場合でも1年程度経過すると症状が軽減する可能性が高いと言われています。

本来なら加齢による頚椎の変性は40~50代の中高年の発症が多くなりますが、最近ではパソコンやスマートフォンの長時間の使用などが原因で20~30代の若い世代にも増えています

頚椎の加齢変化は椎間板の水分が失われることが原因で、弾力性が無くなったりひびが入ったり徐々に潰れたりします。

変形した骨や椎間板は戻る事は無いので、症状が出だしたら早めの対処をする事が大切なのです。

東洋医学から見た原因

東洋医学では頚椎症という疾患名に捉われず、痛み方や痛む場所に着目します

一般的に痛む場所は動く場合と動かない場合があり、場所が動くかどうかは原因の違いにつながります。

痛む場所が動く場合なら筋肉の緊張が原因で痛みはマシになる事が多く、いつも同じ場所が痛むときは冷えが原因で痛みは強くなります。

また、身体が浮腫みやすい人は筋肉ではなく神経が浮腫みで圧迫されている事が多く、痛さよりもだるさが強いことが多くあります。

これらの原因は同時に起こる事もありますが、基本的に原因が違えば痛みやすい時期も違います

大切なのは痛み方や場所をしっかりと把握して、原因別の対処をとることになります。

対処法

東洋医学から見た頚椎症の痺れの主な原因は冬に多い筋肉の緊張と、夏に多いリンパの流れの悪さが原因と考えます。

そのため、身体を温めてストレッチをする事は頚椎症の解消に役立つのですが、ストレッチをやり過ぎると逆に傷める事があるので軽めに行いましょう

筋肉の緊張に対しては緩める事が大事なので、まずは身体を温めるために運動や入浴を行ってからストレッチを行うのが基本です。

やり方)

  • 背筋を伸ばし首を倒して頭の上に手を置く
  • 10秒ほどキープする
  • 前後左右で行う

背中が曲がっていると首が伸びないので、正座をした状態の方が行いやすくなります。

基本的に手は頭に乗せるだけで力は入れず、頭の重みでジワーっとゆっくりと伸ばしましょう。

浮腫みが強い人は水分補給をして尿を排泄する事も大切で、冷えている人は温める頻度を増やしましょう

まとめ

頚椎症の主な原因は加齢や悪い姿勢になります。

東洋医学では筋肉の緊張に加えて冷えやむくみも問題視します。

大切なのは筋肉の緊張を緩めて、冷えやむくみの対策をする事です。

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