自律神経とホルモンの関係を知っていますか?
「身体がだるい」
「意欲が湧かない」
「何が悪いんだろう??」
これらの心身の症状は自律神経とホルモンの両方の作用を受けています。
今回のブログを見れば自律神経とホルモンの関係と、両方の整え方が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
自律神経とは
自律神経とは身体の働きを調整する神経で交感神経と副交感神経の二つがあり、交感神経は身体の働きを活性化させて副交感神経は身体を落ち着かせます。
状況に応じて交感神経と副交感神経が入れ替わりで働くことで、自律神経は私たちの身体をベストな状態に保ちます。
交感神経が優位に働くと心拍数と心収縮力は増加して血圧が高まり、身体を動かす筋肉のパフォーマンスが高まります。
逆に副交感神経が優位になると血液は内臓に流れ込み、身体は動かしにくいですが胃腸の働きが高まり身体に栄養を取り込みます。
ストレスを受けると交感神経が優位に働き、免疫の面では白血球の顆粒球が増加して活性酸素が増えてプラスの面もありますが生活習慣病やガンにかかりやすくなります。
副交感神経が優位であれば癌や生活習慣病の予防にはなりますが、意欲が湧きにくくアレルギーなども起こりやすくなります。
交感神経を高めるホルモン
交感神経と副交感神経はどちらもバランスよくなる事が大切で、自律神経のバランスを支えているのがホルモンになります。
交感神経を刺激する主なホルモンはカテコールアミンと性ホルモンになり、主に心臓と血管の収縮を調節して交感神経を優位にします。
カテコールアミンは副腎髄質から分泌されて血圧を維持するのが目的のホルモンとなり、運動や体位、ストレスの有無などで分泌量が変化します。
カテコールアミンはドーパミンとノルアドレナリン、アドレナリンの3つを指し、ドーパミンとノルアドレナリンは主に脳でアドレナリンは心臓に影響します。
人間はストレスを感じた時にカテコールアミンが分泌されるので不足する事は少ないですが、分泌が多すぎると生活習慣病のリスクが高まります。
カテコールアミンの分泌を抑えるには副交感神経を優位にすれば可能ですが、不足し過ぎると意欲が低下し倦怠感に襲われます。
副交感神経を高めるホルモン
副交感神経を高めるホルモンにはセロトニンとオキシトシンがあり、セロトニンやオキシトシンを多く分泌させると交感神経はバランスよくなります。
セロトニンはウォーキングやストレッチなどの適度な運動に加えて、肉や魚などのタンパク質をとり外出して太陽の光を浴びる事で分泌が増加します。
オキシトシンは人や動物とのスキンシップやコミュニケーションなどに加えて、ボランティア活動などで人から感謝されることで分泌が増えます。
ホルモンは一度分泌されると持続時間が長いのが特徴で、運動を20分してセロトニンが分泌されると2時間は持続すると言われます。
そのため、寝る前に軽いストレッチをしたりコミュニケーションをとったりすると睡眠の質が高まり心身ともに健康になれます。
また、オキシトシンは食事よりもスキンシップなどが重要ですが、セロトニンは乳製品や大豆製品を食べる事で分泌が増えるので心身の不調を感じている人は実践してみて下さい。
まとめ
心身の健康を守っているのは自律神経になります。
ですが現代人はストレスから交感神経が優位になりやすいのが特徴です。
自律神経を整えるには、副交感神経を刺激するセロトニンとオキシトシンの分泌を促すのがポイントです。
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