冬に吐き気や下痢に襲われたことはありますか?
「原因の分からない吐き気」
「下痢でトイレに駆け込んだ」
「お腹が痛い、、」
こんな症状はウィルスによる胃腸炎かもしれません。
今回のブログを見ればノロウィルスの予防法と、胃腸炎を起こさないための生活習慣が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
ノロウィルスとは
ノロウィルスはもっとも一般的な胃腸炎の原因で、下痢や嘔吐、胃痛などが特徴となります。
発熱や頭痛も発生する可能性もありますが、ノロウィルスに感染した場合は周囲にうつさないように外出を控え安静にして体力を回復させることが大切です。
突然に強烈な吐き気や嘔吐が起きますが、多くの場合は感染してから12〜48時間で発症し1〜3日以内で回復します。
感染経路は主に経口感染で、感染者の糞便や吐物などに汚染された物品類や食中毒を起こす食品の摂取からで起こります。
多いのはウィルスが付着した牡蠣などの二枚貝の生食か加熱不十分な調理での食事や、感染者が調理した食品などが主な感染源となります。
通常なら自然に回復しますが高齢者や乳幼児がかかると重症化する事もあるので、1日に4回以上の水溶性の下痢をするようなら病院で薬をもらいましょう。
胃腸炎にかかりやすい人
ノロウイルスによる胃腸炎は学生たちの様に集団行動しているか、家族内での感染が目立ちます。
そもそも子供や高齢者のような免疫力が低い人は胃腸炎にかかりやすく、胃腸炎を繰り返す人はストレスや生活習慣の乱れなども考えられます。
日頃の食生活で暴飲暴食をしていたり、ストレスなどによって慢性的に胃炎を起こしている場合などもあります。
さらに新陳代謝が低下している人は下痢を起こしやすく、胃腸の機能が低下する事で新陳代謝も低下するという悪循環に陥っています。
新陳代謝が低い人は身体が冷えていて、冷えのせいで血流が悪くなり胃腸の機能が低下しています。
さらに血流が悪い人は水分が不足していたり、運動不足によって下半身が浮腫みやすいのも特徴となります。
基本の対処法
健康状態が整っており免疫力が高い人や、衛生面に気をつけて規則正しい生活習慣を意識している人はウィルスによる胃腸炎のリスクが低いと言えます。
普段から手洗いやうがいをまめに行い、胃腸が弱らないように冷たい物や生食を避ける事も大切になります。
また、胃腸炎が起こった時は無理に食べる必要はありませんが、脱水のリスクがあるので白湯やホットポカリで軽く補給を行いましょう。
胃腸炎がマシになってきたら、お粥やうどんといった消化しやすい食事から始め大根おろしなどを入れるのもお勧めです。
基本的に胃腸炎を起こしやすい人は代謝が低い傾向にあるので、冬は特に胃腸を温める食事が大切になります。
生姜やニンニクなどに加えて、大根や人参などの根菜類を食べる習慣が大切なので冬は特に豚汁などがお勧めです。
まとめ
ノロウィルスは弱っている人ほど胃腸炎を起こします。
胃腸炎を起こしやすいのは普段から食生活が悪かったり身体が冷えている人です。
冬は普段からうがいや手洗いを意識しながら身体を温める食事を心がけましょう。