ストレスと腸の関係は深いと知っていますか?
「下痢や便秘がある」
「精神的に不安定だ」
「夜に眠れない」
これらの症状は実は脳と腸の関係によるものです。
今回のブログを見れば脳と腸の関係が分かり、さらに精神を安定させる方法まで分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
脳腸相関
腸はストレスに弱い臓器として知られ、脳で感じたストレスが腸に影響があることが分かっています。
これは脳腸相関と呼ばれ、人間に限らず多くの動物がストレスを感じると腹痛を感じることが分かっています。
逆に、腸で病原菌が繁殖して炎症が起こると、脳で不安感が増すことも分かっています。
そもそも腸は複雑な神経ネットワークで制御されているので、ストレスや不安などの精神的要因が腸の炎症の原因となるのです。
逆に腸の慢性的な炎症は副腎疲労のような精神不安の原因ともなり、精神不安の人は慢性的な下痢や便秘を患っている事が多いのです。
精神不安が腸などの慢性的な炎症で起こっていると、精神系の投薬ではほとんど効果が見られないのも特徴となります。
腸と自律神経
腸内環境は自律神経と密接な関係があり、交感神経が優位な時には腸の機能は低下し副交感神経が優位になると活発になります。
緊張やストレスなどで交感神経が高まるなどして自律神経のバランスが乱れると、腸の働きは低下してしまうのです。
逆に腸内環境が整うと、副交感神経の働きが高まり自律神経が整うことも近年の研究で分かってきました。
便秘や下痢などが起こると、腹部の不快感がストレスにつながり自律神経のバランスを乱してしまいます。
自律神経と腸内環境はお互いに影響を与え、小腸では副交感神経を刺激するセロトニンを分泌しています。
腸内環境が悪くなるとセロトニンが減少し、セロトニンの減少は入眠障害の原因となり慢性的な疲労感を作るのです。
症状を解消するには
精神不安や慢性的な疲労感を解消するには、身体の負担を減らすか腸の機能を高める事が基本になります。
身体の負担とは偏った食事や運動不足、睡眠不足などになり、中でも現代人に増えているのが偏った食事です。
偏った食事とは、パンやご飯などの炭水化物が多い食生活やチョコレートなどのお菓子が多い高脂肪食になります。
特に若い人を中心に炭水化物が多く、高脂肪食となるお菓子やインスタント食品の摂り過ぎが目立ちます。
さらに野菜が少ない事による食物繊維不足も深刻で、そうなると血流が悪くなり腸内環境を悪化させます。
運動不足や睡眠不足も問題ですが、偏った食事は最も腸内環境を悪化させ精神不安や肉体疲労の原因となるので食事のバランスには気をつけましょう。
まとめ
脳と腸はお互いに影響しあう脳腸相関があります。
腸内環境の乱れは自律神経も乱れさせ精神不安や慢性疲労の原因となるのです。
最も気をつけたいのは偏食を避ける事で、普段からバランスのとれた食事をする事が腸内環境や自律神経を整えます。
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