ヘバーデン結節と肩峰下関節の関係

ヘバーデン結節は肩関節も影響するって知っていますか?

「指をストレッチしている」

「マッサージしている」

「テーピングをしている」

そんな対処ではヘバーデン結節の根本的な解決にはなりません。

今回のブログを見ればヘバーデン結節と肩関節の関係と、ヘバーデン結節の正しい対処法まで分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします

ヘバーデン結節と肩峰下関節

ヘバーデン結節と関係する肩峰下関節は聞き馴染みの少ない関節ですが、肩甲骨と上腕骨の関節の上方にあり第2肩関節とも呼ばれます。

肩関節の動きを滑らかにする働きがあり、肩関節が人体で最も大きな可動域を持つのは肩峰下関節のおかげです

この部分には滑液という液体が入った状態になっており、肩関節の動きを円滑にする役割を果たしています。

この滑液が肩を動かす際に筋肉や靭帯と骨が擦れて筋肉が切れないようにしたり、衝撃を吸収したりするクッションのような役割も果たしています。

この部分に炎症が起こると痛みを生じ五十肩の原因ともなり、肩に無理な力が加わったり使いすぎると炎症が起こります。

ヘバーデン結節になる人の多くは滑液の流れが悪く、肩峰下関節の動きが制限されて巻き肩になっている事が多くあります

巻き肩の原因

巻き肩とは左右の肩が前方内側に入って巻いている状態で、肩峰下関節の滑液の流れを悪くさせます。

ぱっと見では分からない人もいますが、巻き肩になると歩くときに腕を横に振りがちで指も腫れやすくなります。

さらに腕が前方に出ることで、肩に腕の重みがかかって前傾姿勢になり猫背の原因ともなります

そのため巻き肩と猫背は同時に起こりやすいですが、基本的に巻き肩が先に起こる場合には大胸筋や広背筋に問題があることが多いのです。

対して、猫背が先の場合には胃腸の弱りから、腹部の筋肉が縮んでいる場合があります。

いずれの場合も肩峰下関節の流れを悪くさせてヘバーデン結節の腫れや痛みを悪化させる傾向にあります

巻き肩の体操

ヘバーデン結節の原因となる肩峰下関節の流れの悪さを解消するには、巻き肩を解消する体操がお勧めです。

やり方)

  1. 背筋を伸ばしてバンザイをする
  2. 肘を降ろしながら肩甲骨を寄せる

この動作を10回ほど朝昼晩と行います。

基本的に肩関節は大きく動かす事で滑液の流れが高まり、ヘバーデン結節の原因となる浮腫みの解消にもつながります。

大切なのはこまめに行う事で、普段から運動不足な人ほどお勧めの体操になります。

肩甲骨の動きが悪くなると余計に巻き肩は解消されづらいので、しっかりと胸を張って肩甲骨を動かすように意識するのが大切です。

まとめ

ヘバーデン結節に影響しやすいのは肩峰下関節です。

肩峰下関節の流れを悪くさせやすいのが巻き肩の状態です。

巻き肩の状態を解消するにはこまめに体操をして肩関節の流れを高める事です。

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