「指が腫れて痛い」
「痛くて物がつかめない」
「マシになっても何度も痛む」
こんな症状に悩む女性はへバーデン結節の可能性が高いと言えます。
へバーデン結節は根本的に解決しない限りは何度でも痛み悪化すると指が変形していく疾患です。
こちらのブログでは様々な不調を解消するのに必要なことを東洋医学の視点から解説しているので、良かったら最後までお付き合いください。
キャシー中島さんの実体験
2024年4月21日のモーニングショーに出演したキャシー中島さん(72)は自らのへバーデン結節の実体験を紹介されました。
キャシー中島さんはハワイアンキルトの作成で有名で、最近でもハワイアンキルトマーケットを開催するなど精力的に活動されています。
キルトなどのパッチワークなどの仕事は20歳から始めていたそうですが、最初に指の異変に気付いたのは45歳頃との事です。
右手小指の第1関節が赤く腫れだしたものの、キルトを縫うときは痛まなかったので放っていたそうです。
ですが徐々に症状は悪化していき不安に思っていたそうです。
50代半ばで我慢できなくなり、ようやく病院を受診して更年期以降の女性に多いヘバーデン結節と分かったとの事です。
へバーデン結節の症状
キャシー中島さんはへバーデン結節と気づかずに放置していたせいで50代に入って閉経を迎えるころには他の指も順に痛くなり、雑巾を絞れなかったり物をつかめなかったりと日常生活に支障が出たそうです。
そこで医師から勧められたのが女性ホルモンに似た働きをするエクオールというサプリです。
手指の痛みは女性ホルモンであるエストロゲンの減少が関わっていると説明され、半信半疑ながら飲み始めると2週間くらいで痛みが消えてきたとの事です。
ですが、2015年に60代になった頃のブログではヘパーデン結節の痛みが酷くなってきたと告白されました。
医師から勧められたエクオールとストレッチは続けていましたが、たまに右手の人差し指は寝ていても起きてしまうほどの激痛がたまに起こるとの事です。
60代の半ばには何本かの指の第二関節が炎症を起こして痛くなるブシャール結節が起こり指輪も入らなくなりました。
東洋医学からみた対処法
ヘバーデン結節が起こる原因は関節の浮腫みと筋肉の緊張なので、東洋医学から見れば血流を高めることがポイントになってきます。
実はエクオールとストレッチで解消できるのは浮腫みだけなので、浮腫みだけでなく指の筋肉の硬さを解消するのに重要なのが肩回りの運動とストレッチです。
肩回りの緊張は指まで影響し、脇や鎖骨の下のリンパの流れを悪化させるので、肩回りの緊張を緩める事は重要なのです。
まずは肩を回して筋肉を緩めて、ストレッチをして流れを高めるのが基本です。
まずは手を肩に当てて肘で大きく円を描くように10回くらい回しましょう。
次は合掌をしてバンザイの方に5秒くらい伸ばして緩めるのを3回ほど行います。
肩回し10回とバンザイのストレッチ3回を1セットとして、朝昼晩と1日に3セットほど行うと効果的です。
そして運動後には水分補給を行って、しっかりと尿を出して老廃物の排泄を促すことも大切です。
東洋医学では指先だけでなく身体全体のバランスを整える事を重視するので、体操とストレッチを組み合わせます。
筋肉の硬さと浮腫みを解消することが出来ればヘバーデン結節とブシャール結節の解消に役立ちます。
まとめ
キャシー中島さんは40代の頃から指の異変を感じていました。
ですが、放っておいたために悪化して60代の頃にはブシャール結節まで患いました。
エクオールのサプリやストレッチだけでなく、肩回りの体操と水分補給も組み合わせる事で症状の軽減は期待できます。