「イライラする」
「緊張しやすく顔色が悪い」
「顔の筋肉がぴくぴくする」
こんな症状は東洋医学の肝血虚かもしれません。
こういった症状は現代医学では現代を特定しづらいですが、東洋医学なら原因と対処法まで分かります。
悩みを抱えている人は最後までお付き合いください。
顔がぴくぴくするのは
顔がぴくぴくするのは顔面痙攣とも呼ばれ、顔の筋肉が勝手にピクピクと動きます。
通常であれば左右どちらかの目の周りから始まり次第にほほや口元へと症状が広がります。
主な原因としてはストレスや緊張、睡眠不足に慢性疲労などが考えられます。
病院の診断でハッキリと原因が分かるのは顔面神経が腫瘍などで圧迫されていたり、脳神経外科や神経内科で顔面筋の異常な興奮が確認されたりした場合です。
ですが多くの場合では原因不明とされ、精神内科などを紹介される場合が多くあります。
東洋医学の血虚とは
東洋医学の血虚は二種類あり、肝血虚と心血虚に分類されます。
その中でも筋肉がぴくぴくする原因となるのは肝血虚で、肝臓で作られるタンパク質などの不足が原因と考えます。
肝血虚になるとイライラしたり怒りやすくなったりする精神症状があり、現代医学でも肝臓の機能低下は精神に影響を与えることが分かっています。
肝臓の機能が低下して筋肉の痙攣を予防するメチオニンなどのアミノ酸が不足するから、顔がぴくぴくしやすくなると考えられています。
他にも目がかすんで見えにくくなるのは肝血虚の特徴、肝機能の低下を判断する指標ともなっています。
肝血虚を解消するには
肝臓に栄養を補給して睡眠をとることが大切で、必須アミノ酸であるメチオニンが不足すると肝臓で作られる栄養が不足します。
メチオニンから作られるのはタウリンやカルニチンといった栄養で、これらの栄養が不足することでこむら返りや顔の痙攣が起こりやすくなると言われています。
タウリンは心臓や肝臓の機能を高めコレステロール値や血圧を調節し、カルニチンは脂肪から筋肉を動かすためのエネルギーを作り出す役割を果たしています。
そんなメチオニンは食事からの摂取が必要で、メチオニンを多く含む食材にはカツオやマグロなどの魚介類に鶏肉や豚肉、鶏卵といった動物性のタンパク質です。
また、植物性ならほうれん草やブロッコリー、ニンニクなどの野菜や無調整の豆乳にも多く含まれています。
そして筋痙攣は不眠との関連性も強く、睡眠不足で肝機能が低下していると筋痙攣は起りやすくなるので睡眠も必要です。
肝血虚の解消には栄養と睡眠を心がけてください。
まとめ
顔がぴくぴくする原因はストレスや睡眠不足です。
その背景には肝臓の弱りが隠れています。
肝臓を元気にするメチオニンを含むタンパク質を摂取しましょう。