脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアの違いと対処法

「腰が痛くて足が痺れる」

「痛みで動けなくなる」

「長く歩くのが辛い」

こんな悩みを抱えていませんか?

腰痛や足の痺れは背骨の問題で起こることが多いのです。

こちらでは併発しやすい脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアの違いと対処法について書いています。

脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアは併発しやすい

脊柱管狭窄症は腰椎ヘルニアと同時に起こることもあり、好発年齢は 60 〜 70 歳代以降の人で背骨の変形や姿勢の歪みを伴うことが多いのです。

放っておくと強い痛みや痺れに襲われ、症状が悪化すると手術しか選択肢が無くなります。

2015年にタレントの高田純次(68)も脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアの合併で手術を受けました

どちらも神経を圧迫し痛みや痺れが出る疾患で、1年ほど前から痛み止めなどで何とか仕事をこなしていたそうです。

ですが症状が悪化して痺れが酷くなったので手術に踏み切ったとのことです。

脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアとの違い

脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアで大きく異なる症状の一つが腰を反らす動作です。

腰椎ヘルニアでは前屈をすると痛みが増しますが、脊柱管狭窄症は後ろに反った方が痛みを感じます

また、脊柱管狭窄症は痛みと痺れで長くは歩けませんが腰を前に倒すと少し回復します。

これは原因となる筋肉の違いで、腰椎ヘルニアの原因となる筋肉は腹筋で脊柱管狭窄症は脊柱起立筋という筋肉が硬くなるからです。

腹筋は腹部を引き締めて背骨の負担を減らす筋肉で、脊柱起立筋は背骨沿いにあり背骨を後ろに反らす筋肉です。

解消のための体操は違う

原因となる筋肉が違うので、当然ながら解消のための体操は違います。

腰椎ヘルニアの時はアシカのポーズを行って腹部を伸ばすことが必要ですが、脊柱管狭窄症は膝抱えのポーズが必要となります

これの体操は症状と合っていれば効果を発揮しますが、間違えている時は痛みが強くなるリスクがあります。

腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症を併発している時にはどちらのポーズも痛まない程度に行うのがポイントです。

基本的に痛いほどに刺激を入れると悪化する恐れがあるので注意しましょう。

症状がひどい人は1日に5回くらい行い、出来る回数が増えてきたら10~20回ほど行いましょう。

まとめ

脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニアは似たような症状で併発することもあります。

ですが原因となる筋肉には違いがあるのがポイントです。

そのため、きちんと痛みの原因を確認してから体操などを始めるようにしましょう。

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