「身体が痛くて動けない」
「痛いのが辛いから鎮痛薬を飲んでしまう」
「しょっちゅう飲んでいるけど大丈夫かな、、」
こんな悩みを抱えていませんか?
最近の痛み止めは非ステロイド性鎮痛薬が主流です。
ですが、非ステロイドせい鎮痛薬にも副作用があります。
こちらでは、非ステロイド性鎮痛薬の副作用と飲まずに痛みを解消する方法について書いています。
非ステロイド性鎮痛薬(NSAIDs)の副作用
NSAIDsは炎症がある部位でのプロスタグランジンの産生を阻害します。
そもそも炎症とは組織を修復する作用で、プロスタグランジンは組織の修復を促すために炎症を増強します。
そのためNSAIDsの多用は組織の修復を遅らせるだけでなく、NSAIDsの多用は腎障害を招きます。
そもそもプロスタグランジンは血管を拡張する作用があるので、プロスタグランジンが減り過ぎると腎臓の血管も拡張しなくなり腎血流量を減少させます。
実はプロスタグランジンは腎機能の低下を防ぐ作用もあるので、高齢者などがNSAIDsを多用すると腎機能の悪化を加速させます。
一つの目安としては、浮腫みや尿量の減少が顕著になると腎機能の低下が疑われます。
また、倦怠感や食欲不振などに加えて吐き気などが現れたら医師との相談が必要となります。
組織を損傷させないためには
組織が損傷して痛みを感じる前に、関節のパフォーマンスが低下している事が多くあります。
だから関節の動きが悪くなっていると思ったら、痛みを出す前にどんどんと動かしましょう。
ですが動かすのが痛い時には、痛くない範囲で動かすことが基本です。
痛みを我慢して無理に動かしていると組織の損傷が始まり炎症を起こします。
炎症が強くなると治るまでに時間がかかるので、大切なのは炎症が軽いうちに対処することです。
おすすめなのはラジオ体操で、ラジオ体操には様々な動きが含まれています。
そのため関節のパフォーマンスを高めると同時に、どの関節の動きが悪いのかを確かめるのにも役立つのです。
動きの悪い関節を確認して痛みが無ければ動かして、痛みがあれば痛くない範囲で動かしましょう。
関節をしっかりと動かして血流を良くすれば炎症は治まりやすくなります。
まとめ
非ステロイド性鎮痛薬(NSAIDs)は痛みを抑制すると同時に、腎機能が低下するという副作用をもたらします。
腎機能の低下は高齢者には大きなダメージとなるので、NSAIDsの多用は可能なら控えましょう。
普段からラジオ体操で関節を動かしておけば炎症は収まりやすく、痛みにくい身体を作れるのでラジオ体操を習慣にしましょう。