8月になって胃の不調が続く。
咳が止まらない日がある。
頭痛や不眠が続いている。
こんな症状で悩んでいませんか?
これらは8月に頻発する症状で、夏風邪と間違いやすいのが特徴です。
こちらでは8月に起こる身体の変化と、それに対する正しい過ごし方について書いています。
8月の特徴
8月は南からの太平洋高気圧に広く覆われて晴れて気温が上昇し、35℃以上の猛暑日が現れるようになります。
この時期は夜になっても気温が下がらず、夜の気温が25℃以上だと熱帯夜と呼ばれます。
暑くなってから上空に寒気が流れ込むと大気の状態が不安定となり夕立となる日も増えてきます。
この時期に来る台風は夏台風と呼ばれ、予測が難しいとされています。
この時期は心火旺(しんかおう)と呼ばれる熱中症の状態が起こりやすく、顔が真っ赤になり充血し出したら要注意です。
前兆としては尿量が減ったり、尿が出づらく濃い黄色になったりします。
頭痛や耳鳴りなども同時に起きて、怒りっぽくなり不眠に陥ります。
睡眠の質が下がることで胃腸の機能も低下し、足は浮腫んでいるのに脱水状態になったりします。
立秋(りっしゅう)
立秋は8月8日頃で、太陽の光が徐々に減少しだす時期です。
夏の花も終わりを迎え始めますが、地域によって差がある時期です。
いよいよ梨の収穫が始まり、脱水気味の身体を潤してくれます。
また、トウモロコシの収穫が最大となり、トウモロコシを食べることで身体に溜まった老廃物を排泄することが可能です。
処暑(しょしょ)
処暑は8月23日ごろで、二十四節季から見ると夏と秋の境目です。
昼はまだ夏の暑さが残りながら、夕立が降った後には涼しい風が吹き出します。
こんな時期には自律神経の乱れが起こりやすくなります。
基本的には、お盆を過ぎたらクーラーの設定温度は上げて冷たい飲み物は控えましょう。
また、朝方は涼しくなる時期なので、朝方にはクーラーが切れるようにタイマーをセットしましょう。
まだ暑いですが湯船に浸かることで体調は整いやすくなります。
まとめ
8月は夏バテに加えて自律神経の乱れが起こる時期です。
まだ日中の暑さは続きますが、お盆を過ぎたころから徐々に朝晩は涼しい風が吹き出します。
そんな風を少しでも感じたら、身体を冷やし過ぎずに足元のケアもしていきましょう。