「指を軽くぶつけただけで痛い」
「急に痛みが強くなってきた」
「何だか指が動かしにくい」
こんな悩みを抱えていませんか?
へバーデン結節が悪化するきっかけは人によって違いますが、7月に悪化する人には特徴があります。
今回は7月に悪化するへバーデン結節の原因と、東洋医学から見た対処法について書いています。
7月とは
梅雨が終わると、いよいよ本格的な暑さが到来します。
暑くなれば身体は汗をかいて体温を下げようとしますが、湿度が高いと思うように体温の調節が出来ません。
そのため、7月くらいからは暑さによる邪気である暑邪(しょじゃ)の影響で体調不良となるのです。
暑邪とは東洋医学の考え方で、体調不良を及ぼす気候の変化です。
夏は暑邪の影響が強くなり炎症が鎮まりにくく、不眠や多汗などの影響で自律神経の乱れも起こります。
この時に注意したいのが水分不足で、身体の水分が不足して腎臓の機能が落ちると女性ホルモンの減少が顕著になる腎陰虚(じんいんきょ)という状態になります。
誰もが女性ホルモンの不足になるわけではありませんが、更年期の時期に当たる45~54歳くらいの女性は特に注意しましょう。
腎陰虚になっている人は朝に指の腫れがひどく、放っておくと悪化して指が変形する原因となります。
腎陰虚を解消するには
腎陰虚は腎臓の血流量が減っている状態で、他の臓器の血流量が減る原因にもなります。
夏の暑い時期は水分不足と血圧の低下で腎臓に十分に血液が巡りません。
水分不足ですが単純に水を飲むだけでは吸収されづらく、冷たい物を飲み過ぎれば逆に腎臓の機能を低下させます。
大切なのは汗をかいた分の水分とミネラルを補給することなので、7月の腎陰虚を解消するには夏の果物がおすすめです。
スイカに岩塩をかけるのは最も効果的で、水分とミネラルが補給できて腎臓への血流量が高まります。
他にも桃やメロンなどが旬を迎えており、腎陰虚の解消に役立つ果物となります。
まとめ
へバーデン結節の原因の一つは女性ホルモンの減少による浮腫みです。
7月は暑さが原因で浮腫みが悪化する腎陰虚になりやすい季節です。
そのため、腎陰虚を解消できるように夏の果物で水分とミネラルを補給しましょう。