へバーデン結節と更年期障害が同時に起こるメカニズム

「指の腫れや痛みは何歳くらいから始まるのか?」

「誰でも指の症状は起こるのか?」

実は指の腫れや痛みは起こりやすい時期があります。

へバーデン結節を含む指の腫れや痛みは40歳ころから始まります。

そして更年期の時期に悪化しやすいのが特徴です。

今回は、そんな指の腫れや痛みを起こすヘバーデン結節と更年期の関係について解説します。

 

そもそも更年期とは

更年期と聞くと50代以降と思っている人もいますが、実際は若くして更年期のような症状を起こす人もいます。

普通なら更年期の症状は閉経期に起こる女性ホルモンの減少がきっかけとなります。

更年期の症状は女性ホルモンの減少により、水分代謝が悪化することで起こります。

そして指先が腫れて痛みやすいのは、首肩の緊張により指の筋肉まで強張っているために起こります。

現代人は食生活の乱れからホルモンバランスが乱れ、30代から指の腫れや痛みを訴える人もいます。

通常の更年期は45~54歳の時期を指しますが、それより前に更年期の症状が現れる場合には若年性更年期障害と呼ばれます。

若年性更年期障害の多くは、糖質の摂り過ぎや野菜不足によるビタミンやミネラルの不足から起こります。

またストレスが多い人ほどホルモンバランスは乱れやすくなります。

そしてホルモンバランスの乱れと首肩の緊張によりへバーデン結節が起こるのです。

女性ホルモンが原因のへバーデン結節

へバーデン結節は女性ホルモンの乱れから起こり、水分代謝が悪くなることで身体に様々な問題を起こします

リンパなどの体液の循環が悪くなることで全身が浮腫み、関節などが腫れて関節液が流れにくくなる事で炎症を起こします。

だから指の腫れや痛みであっても、指先だけの水分代謝を高めてもへバーデン結節は解消されません。

大切なのは全身の水分代謝を高め、炎症を鎮められる身体にすることです。

 

水分代謝を高めるには

水分代謝を高めるポイントは、水分の摂取と排泄です。

閉経前であれば、生理が来ることで余計な水分を排泄できていました。

ですが、閉経後は生理による排泄が無くなるので、意識して排泄力を高める必要があるのです。

身体の排泄力が低下する原因は慢性的な水分不足です

身体の水分不足を加速させるのは、

  • 水分の摂取不足
  • カリウム不足
  • 睡眠不足

になります。

単純に水分の摂取量が少なければ身体は水分不足となり、排泄力が低下して身体に老廃物が溜まります

老廃物が溜まると余計に水分代謝は低下して関節は腫れやすくなるのです。

また水分の排泄を促すのは野菜などに含まれるミネラルのカリウムです

カリウムが不足しても老廃物の排泄量が減るので関節は腫れやすくなります。

そして睡眠不足も身体をむくませます。

徹夜などをすると身体の水分消費が激しくなるので、水分を摂っていても水分不足を起こします。

だから30代からへバーデン結節の症状が出る人の多くは睡眠不足の状態です。

また睡眠不足はホルモンバランスの乱れを助長して余計に指が腫れて痛みやすくなります

そのため、水分代謝を高めるには

  • 1,5リットル以上は水分をとる
  • 緑黄色野菜を食べる
  • 6時間以上の睡眠を確保する

などが重要となります。

意識して生活を変えるだけでも指の腫れや痛みには変化が現れます。

まとめ

更年期の時期には誰でも水分代謝が悪化します。

水分代謝が悪化すると指だけでなく様々な症状が現れます。

さらに普段から水分代謝を悪化させる習慣を続けていると、若くしてへバーデン結節の症状が起こります。

そのため指の腫れや痛みを感じたら水分代謝を高める生活を心がけましょう。

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