[kaiwa1]インサイド整体では気血津液を整えます。
今回は気血津液の中でも血(栄養)が乱れることで起こる症状について解説します。[/kaiwa1]
血(栄養)とは
血(栄養)とは
- 食事による栄養
- 体内で作られる物質
により構成されています。
人間は食事から糖質や脂質、たんぱく質を摂取して身体を作り動かしています。
対して体内では
- ホルモン
- 酵素
- 赤血球や白血球
- グロブリンなどのたんぱく質
などが作られています。
東洋医学における血(栄養)とはこれらの血液中に含まれる多様な物質を指しています。
また身体は活動をすると尿酸や乳酸などの代謝産物が生まれます。
また身体に必要なものでも過剰にあると血(栄養)の滞りを招きます。
排泄されずに身体に血(栄養)が溜まった状態は瘀血(おけつ)と呼ばれます。
血(栄養)が原因の症状
瘀血がある部分は腫れて痛みを感じます。
現代医学から見れば炎症を起こしているような状態です。
この瘀血が起こりやすいのは上半身です。
頭から肩、背中に腕や指などで瘀血は起こります。
血(栄養)は小腸で吸収されてから、門脈と呼ばれる血管を通って肝臓に向かいます。
門脈は他にも胃や膵臓、胆嚢、脾臓ともつながり血(栄養)を送ります。
その後に血(栄養)は心臓に入り、心臓から血(栄養)は勢い良く流れます。
この時に心臓より高い位置にある頭や肩は、血(栄養)が昇りやすく降りにくい構造になっています。
でないと重力により最も血(栄養)を必要とする脳に血(栄養)が行きにくくなるからです。
そのために瘀血が起こりやすいのは心臓よりも高い位置になり、
- 頭痛
- 歯茎の腫れや痛み
- 首肩の痛み
などの原因となるのです。
この時に大切なのは局所の炎症を抑えることでなく、血流を良くして瘀血が起こらないようにする事です。
[kaiwa1]気血津液の中でも血(栄養)は痛みの原因となりやすいのが特徴です。
特に心臓より高い所の頭部や首肩には問題が起こりやすくなります。
だから心臓の働きやすさに関わる肋骨の動きを高めることは重要です[/kaiwa1]