みなさんは、自分の体をどう見ていますか?
心臓や胃、腎臓に脳など、悪いところを部分的に考えていませんか?
それは現代医学的な見方でとても合理的ですが、東洋医学では全身の巡りを重視します。
健康とは全身の巡りであり、気血水の流れが重要で流れに問題があれば不調が起こります。
今回は人体の部分ごとに見る現代医学の視点と、全身の巡りを見る東洋医学の視点、そして両者のメリットについて分かりやすく解説します。
部分ごとに見る現代医学の視点
現代医学の強みは体を細かく分析し、異常が見つかればピンポイントの対処が可能な所です。
血液検査による数値のチェックや、レントゲンやMRIによる臓器の画像診断などは極めて効果的です。
以前なら触診や問診による医師の技術や経験に左右されていた部分が、若手の医師でもベテランの医師と同様の判断が出来るようになりました。

以前なら突然に起こっていた脳卒中や心筋梗塞なども、血圧を数値化する事で基準を設けて安全な状態を維持できるようになりました。
胃でも心臓でも気になる所があれば、検査して問題が見つかれば早期の段階で適切な対応が可能になっています。
これは部分ごとに着目する現代医学の強みですが、検査は正常なのに不調を感じているというケースも意外と多いのが現状です。

全身の巡りを見る東洋医学の視点
東洋医学では体内の巡りの中で全身がつながっていると考え、どこか一部が悪いとは考えず巡りが悪くなった結果として症状が出ると考えます。
たとえば頭痛の場合なら現代医学では脳や血管を調べますが、東洋医学なら気や血の巡りが何らかの原因で頭部で滞っていると考えます。
頭部で巡りが悪くなっているという事は、下半身でも巡りが悪い可能性が高いので下半身もチェックします。

全身の巡りを意識するなら必然的に、巡りの過不足や偏りがあるから部分的な問題が起こると考えます。
そのため頭痛の対処であっても、呼吸を整えたりお腹を温めたり足のツボを刺激したりします。
あくまで全身の巡りを整える事が目的なので、痛みの起こっている部分ではなく巡りを邪魔している部分にアプローチします。

両者のメリット
勘違いしないでほしいのは現代医学と東洋医学のどちらが正しいかではありません。
緊急時や明確な病変には部分的な視点が役に立ちますし、慢性的な不調や体質的な問題には巡りの視点が役立ちます。
例えば高血圧において数値管理はとても重要ですが、同時に自律神経の乱れや冷え、ストレスという巡りの問題も重要です。

高血圧が原因で不調が起こるなら数値の管理は重要ですが、不眠や過労、精神ストレスが原因で高血圧になっているなら対応は変わってきます。
不眠や過労、精神ストレスなどは画像や数値では見えにくいですが、全身の巡りという点では筋肉の緊張やむくみとしてハッキリと分かります。
だからこそ健康を意識するなら部分と巡りの両方を見るのが重要で、どちらも見るから本当の健康が手に入るのです。

まとめ
もしあなたが今、検査では異常がないのに不調があると感じているなら巡りも確認してみましょう。
巡りの悪さは強烈な症状にはなりにくいですが、何となく本調子じゃないと感じたり慢性的な不調の原因となります。
そんな時は病院の検査だけでなく、東洋医学の巡りという視点を持ってみてください。
見る角度を変えて見るだけでも、以前には気づかなかった原因に気づき健康への道はぐっと広がります。












