投稿者: touyouseitai

  • 東洋医学から見た心不全!血虚や血滞と季節の養生

    心不全と聞くと「心臓が弱っている」「年齢の問題」と思われがちです。

    ですが東洋医学では、心不全は心臓だけの問題ではないと考えます。

    今回は、

    東洋医学から見た心不全

    血虚や血滞が心に与える影響

    季節ごとの養生ポイント

    この3つの視点から心(しん)という臓器を守るヒントをお話しします。

    東洋医学から見た心不全

    東洋医学での心は血を巡らせるだけでなく、意識や感情を司る臓器とされます。

    そもそも心不全と呼ばれる状態は、現代医学では心臓による血液循環の機能が低下している状態です。

    ですが、東洋医学から見れば脾・肺・腎などの他の臓腑との連携が上手くいってないと考えます

    東洋医学では臓器は単独で働いているのではなく、常に連携して働いていると考えます。

    そのため、息切れや動悸、胸痛だけでなく、不安感や不眠、集中力低下なども連携が上手くいってない症状と捉えます。

    大切なのは血を循環させる心の働きだけでなく、血が循環しやすい体作りこそが心不全の解消に役立つと考えます

    血虚や血滞による影響

    心不全の背景として多いのが、東洋医学から見れば栄養が不足した血虚と巡りが滞る血滞です。

    血虚とは心を動かすエネルギーが不足している状態で、動悸や不安、不眠の原因となり疲れると症状が強まります

    血滞は血が巡りづらい状態なので、胸の圧迫感や痛み、息苦しさなどを伴い冷えると悪化します。

    つまり現代医学では心不全という表現の症状が、東洋医学では血虚と血滞に分類されているのです。

    そして血虚と血滞は体質によって起こりやすい原因が違い、原因が違えば整え方は大きく変わります

    また、東洋医学が重視しているのは季節性の要因で、季節が変わればまた対処も変わってくるのです。

    季節ごとの養生法

    東洋医学では季節の影響が心に直接作用すると考え、季節によって様々な影響があります。

    春は自律神経が乱れやすく、血虚から動悸や不安が出やすいので普段から深呼吸をして生活リズムを一定にしましょう。

    夏は暑さで心と脾が弱りやすい季節なので、無理しすぎると消耗して血虚と血滞を同時に起こすのでこまめな休息を最優先にしましょう

    秋は乾燥により肺が弱り血虚と血滞が進みやすいので、水分と栄養を補給し適度に運動する事が大切です。

    冬は冷えから腎が弱り血滞を起こしやすくなるので、体を温めて守りながら睡眠をしっかりととりましょう

    東洋医学が重視するのは季節に逆らわず生活をする事で、季節に合わせた生活をすれば心の負担は減り不調は起こりにくくなります。

    まとめ

    東洋医学から見る心不全は、血の栄養と巡りが季節と深く関わっています。

    大切なのは心だけを整えるのではなく、体全体を同時に整える事です。

    季節に合わせた日々の養生が、他の臓器と一緒に心を守る事につながります。

  • むくみや重ダルさは巡りのせい?水滞タイプに多い生活習慣病と整え方

    「食べすぎていないのに太る」「体が重くて、朝からスイッチが入らない」

    そんな不調が続いているなら、それは年齢や体力のせいではなく東洋医学の水滞の状態かもしれません。

    今回は

    • 水滞タイプに起こりやすい生活習慣病

    • 水滞を悪化させてしまうNG習慣

    • 水を巡らせる養生法

    この3つを分かりやすくお話しします。

    水滞タイプが原因の生活習慣病

    水滞とは体の中の水分代謝が上手くいかず、そのせいで水溶性の老廃物が体内に停滞している状態です。

    このタイプに多いのが体のむくみが原因の肥満になり、そこから血管が圧迫されることで高血圧になります

    普段から気象の変化での不調があり、頭痛やめまいなどにも襲われやすくなります。

    身体のむくみは冷えにもつながり、冷える事で余計に水溶性の老廃物が溜まりやすくなります。

    結果として基礎代謝も低下し肥満体形になりやすく、内臓の負担も増えて胃腸も弱りやすくなります

    原因となるのは巡りの悪さで、体内の巡りを高めないと万病の元となります。

    水滞タイプにNGな生活習慣

    実は水滞タイプにはやりがちなNG習慣があり、問題となるのは冷たい飲み物を好みインドア派という事です

    水滞タイプの多くは運動が嫌いなので運動不足になりやすく、さらに屋内にいる時間が長いために汗をかきません。

    そのせいで水分代謝が低下しやすく、筋肉量も不足する事で余計に巡りが悪くなります。

    そんな筋肉量が不足した状態では水分を多く飲んでも、体が冷えるわりに排泄されづらいので余計にむくみます。

    本来なら水分をとれば老廃物は尿として排泄されますが、運動不足で体が冷えている人は思うように排泄されません。

    水滞タイプは水分補給を頑張るほどに水滞を悪化させてしまう事もあるので、温かい飲み物を心がける事が必要になります

    水滞を解消する養生法

    水滞タイプの養生の基本は体を温めながら水分を補給し、運動をして筋肉量を増やし体温を上げる事になります。

    大切なの体を動かして温めて、体の巡りを高めて老廃物をどんどん尿として排泄する事です。

    まず大切なのは温かい飲み物で、日々の水分補給は白湯やホットの飲み物にして食事には温かい汁物をつけましょう

    また、階段の昇り降りなど軽く息が弾む程度の運動も必要で、息を弾ませたり軽く汗ばむ事で体の巡りは高まります。

    朝は起きたらラジオ体操をしたり、夜は湯船に浸かって体を温める習慣をつけるのも効果的です

    体温が上がるほどに水滞は解消されやすくなるので、温める習慣と動く習慣を大切にしましょう。

    まとめ

    水滞タイプの不調は、気合ではなく巡りで解消するのもです。

    今の不調は体が老廃物が溜まっている事を教えてくれているサインなのです。

    巡りを高めるだけで、体も気持ちも驚くほど軽くなっていきます。

  • 疲れが抜けない本当の理由!副腎疲労と腎虚を分ける現場の症例

    疲れやすさや意欲の低下など似たような症状でも、ケアの方向を間違えると解消されません。

    整体の現場でよくあるのが、「副腎疲労と言われたけど解消されない」「腎虚と言われても自覚がない」などがあります。

    今回は実際の現場で出会った症例エピソードをもとに、

    • 副腎疲労
    • 腎水虚
    • 腎陽虚

    この3つがどう違い、どう見分け、どう整えていくのかをお話しします。

    施術現場での副腎疲労の症例エピソード

    来院されたのは40代男性で、ハードな仕事で慢性的なストレス状態にあり急激に心身の不調が現れたとの事です。

    朝がとにかく辛いのでコーヒーや栄養ドリンクでごまかしながら出勤し、帰りはいつも夜遅くになっていたそうです。

    毎日のようにお酒が欲しくなるので飲んで、寝ても疲れが取れないが体の冷えはありませんでした

    これは典型的な副腎疲労の症状で東洋医学では腎気虚と呼ばれ、腎陽虚との違いは冷えの有無で、腎水虚との違いは不眠の有無でした。

    整体で感じたのはエネルギー切れというより消耗が激しすぎるという事で、まずは睡眠の質を高めるためにお酒を減らしてもらいました

    整体では呼吸の調整と腎周りの血流を高める事で、睡眠の質が高まり消耗が減る事で回復スピードが一気に上がりました。

    施術現場での腎水虚の症例エピソード

    来院されたのは50代男性で、長年の不眠に加えて軽い難聴や足腰のダルさに悩まされていました。

    だんだんと物忘れが顕著になり、集中力の低下なども自覚し仕事に支障をきたしていたのです

    問診で特徴的だったのは、全身の潤いが不足しているせいで腎水虚に多い冷えのぼせが起こっているという事でした。

    この場合に重要になるのは股関節周りの整体で、特に腸腰筋の動きを高める事は水の巡りに重要です。

    水虚の場合は筋肉と背骨が硬くなりやすく、頭部の水虚は認知機能の低下も招きます。

    股関節周りの筋肉が本来の動きを取り戻す事で、足腰のダルさがマシになり脳への血流も高まり認知機能も回復しました

    施術現場での腎陽虚の症例エピソード

    来院された60代女性は、全身の冷えと慢性疲労に長年に渡って苦しめられていました。

    これは腎陽虚の特徴で、手足の冷えに加えてお腹を触っても冷たいのが特徴です。

    朝から動く元気がなく下痢気味になり、下痢で体力を消耗しているので疲労しやすく昼間は頻尿になっていました

    触診で明らかだったのは内臓の冷えと代謝の低下で、腹部はどこを押しても痛みを伴うといった状態でした

    このタイプは単に温めるだけでは意味がなく、腹部の硬さを取り除いて腎以外の機能も高める事が必要です。

    腹部の硬さを取り除き股関節から背骨、肩関節や首周りの動きを高める事で、徐々に体が温まりやすくなり元気になりました。

    まとめ

    副腎疲労・腎水虚・腎陽虚は、症状は似ていても整え方は違います。

    疲れているから同じケアではなく、どこに問題があり疲れにつながっているかがポイントです。

    それを見極めることが、本当の回復への近道です。

  • 治す医学から支えて整える医学へ

    病気になったら病院へ行く。

    それは、とても大切なことです。

    でも今、「治療が終わっても、なんとなく不調」、「薬は減らないし、元気でもない」そんな声が増えています。

    そこで注目されているのが支えて整える東洋医学です。

    今回は西洋医学の役割と東洋医学の必要性、そして新しい医療の形について分かりやすく解説します。

    治す医学が担ってきた役割

    西洋医学の強みは急性期の症状や緊急時の対応で、検査による診断の進歩が多くの命を救ってきました。

    特に感染症や外科手術を要する疾患や、循環器系の疾患などの救急医療などで活躍しています

    こういった西洋医学の役割は今後もなくてはならない存在で、さらなる進歩が期待されています。

    一方で、慢性不調や体質の問題は西洋医学では対応しきれない事も多く、原因の分からない難病なども増加傾向です。

    慢性的な不調の多くは原因が分からない事が多く、精神的な問題と片づけられることもあります。

    そして西洋医学では統計による科学的根拠を優先するために、個人ごとに違う体質の問題には対応しづらいのが弱点となります

    支えて整える医学が必要な理由

    支えて整えるというのは東洋医学の考え方で、現代が抱える高齢化社会の問題に対応できる考え方と言えるのです。

    現代では明確な病名がつかなくても不調を抱える人が多くなり、高齢になるほどに不調を訴える人は増えていきます。

    ですが、問題となるのは年齢だけでなく、睡眠や食事などの生活習慣や精神ストレスなど様々な要素があります

    未病や慢性疾患などは、数値では測りにくいけれど体に確実に問題が潜んでいます。

    その背景にはメンタルと身体のつながりなど、数値化できないけれども重要な要素があります。

    こういった要素を重視するのが支えて整える東洋医学で、万能というわけではありませんが西洋医学を補完する可能性を秘めているのです

    これからの医療のかたち

    ポイントとなるのは西洋医学と東洋医学のどちらが優れているかではなく、病院の治療以外にもセルフケアが重要になるという事です。

    どんなに医療が進もうとも、日々の生活習慣が乱れていれば新たな問題が起こります。

    大切なのは自分の体質を知り、自分に適切な対応を知り実践し続ける事なのです

    これからの医療は西洋と東洋のどちらかを選ぶのではなく、両者のいい所を組み合わせる時代です。

    薬や手術が有効な病気は西洋医学が頼りになり、数値化できない問題は東洋医学のセルフケアである養生法で整える事が大切なのです。

    そんなバランスがメンタルと身体の安定につながり、歳を重ねても元気でいるための秘訣となります

    まとめ

    医学は命を救うだけでなく、人生を支えるものなのです。

    そのために必要なのは東洋医学の整えるという視点です。

    西洋医学の対処に合わせて、東洋医学の考え方を取り入れる事で健康は維持しやすくなるのです。

  • 憂鬱と不安は違う?心と肺の水滞で起こるメンタル不調の養生法

    理由はないのに気分が重い。不安で胸がざわつく。なんとなく息が浅い…。

    そんな状態はメンタルの問題だと思っていませんか?

    東洋医学では感情は五臓の心と肺における、水の巡りが深く関係していると考えます。

    今回は心と肺の感情のつながりと、水滞が起こす重だるさと不安、憂鬱と不安の違いを体の視点からひも解いていきます。

    心と肺と感情のつながり

    東洋医学において五臓の心(しん)は精神や意識から安心感を司るとされ、五臓の肺は呼吸から気と水を巡らせ悲しみの感情と関係するとされます

    心と肺は気を通してつながっており、心と肺の働きは水の巡りから感情に影響しています。

    東洋医学で心は思考や感情の安定に関与し、肺は呼吸を通して気持ちの切り替えにも関わります。

    深呼吸ができないと水の巡りが滞りやすくなり、気持ちも切り替えられず詰まりやすくなるのです。

    つまり、心と肺のバランスは感情に大きな影響を与え、心と肺のバランスが崩れると感情は不安定になります。

    憂鬱や不安などの感情はメンタルの問題ではなく、東洋医学から見れば体の状態の影響なのです

    水滞による重だるさと憂鬱

    東洋医学における水滞とは、体に余分な水が停滞している状態で体もメンタルも重くなるのが特徴です。

    この水滞の状態になると体だけでなく感情にも影響し、思考が鈍ったり意欲が低下したりもします

    特に憂鬱な感情は水滞の時に起こりやすく、体が重く感じる事から余計に憂鬱の感情は強くなります。

    心と肺の働きが十分なら水滞は起こりませんが、心と肺の働きが鈍ると水滞から憂鬱の感情が起こります。

    この憂鬱という感情は不安とはまた違った原因となり、似たような感情でも東洋医学では身体の状態が違うと考えます。

    そのためメンタル不調とは言っても、大切なのは体の状態を見極めて対処する事になります

    憂鬱と不安の違いと養生法

    憂鬱な感情が強くなると意欲の低下や体のダルさが顕著になり、だんだんと気分が沈んでいきます。

    憂鬱な状態は体が弱っている時のサインであり、特に肺の弱りが原因の水滞がきっかけで起こります。

    その場合は肺を元気にするために、軽い散歩などで体を動かして深呼吸をして肺を元気にする事でメンタルは回復します

    不安な感情が強くなるとソワソワしたり、気持ちが落ち着かなくなり焦りを感じる事もあります。

    こちらも体が弱っているサインですが、特に問題となるのは五臓の心の問題で体が冷えていたり情報過多で起こります。

    その場合は心を元気にするために、腕を回して胸や背中を緩めたり情報量を減らしてのんびりする事でメンタルは回復します

    まとめ

    メンタル不調はメンタルの問題だけではありません。

    心と肺から水の巡りを整えることで、自然と気分も落ち着いていきます。

    東洋医学の整えるという視点を、ぜひ今日から意識してみてください。

  • 巡らないと不調が出る?血滞タイプに多い生活習慣病と養生法

    巡らないと不調が出る?血滞タイプに多い生活習慣病と養生法

    最近、肩の痛みや頭痛が慢性化している。シミやクスミが気になる。生理痛が酷くなった。

    そんな悩みを抱えている人は東洋医学の血滞(けつたい)の状態かもしれません。

    今回は、血滞タイプに起こりやすい生活習慣病と、問題となる生活習慣、解消ために日常でできる養生法についてお話ししていきます。

    血滞タイプに起こりやすい生活習慣病

    東洋医学でいう血滞とは血の巡りが悪い状態で、血の巡りが滞る事で様々な不調に悩まされている状態です。

    血滞が起こっている部分では、慢性的なコリや痛みを抱えやすく解消されにくいのが特徴です。

    血滞は冷えが原因で起こる事が多いですが、血滞が起こっている部分は同時に熱を持ちやすくなります

    また、肌の色が暗くなったり、シミやクスミが現れるのも血滞の特徴です。

    起こりやすい生活習慣病は高血圧と動脈硬化で、循環器系の不調が増えるせいで脳卒中や心不全のリスクも高まります

    女性であれば生理痛が酷くなったり静脈瘤が起こり、人によっては糖尿病や脂質異常症も併発します。

    血滞を悪化させる生活習慣

    血滞を起こす大きな原因は運動不足で、長時間の同じ姿勢なども血の巡りを滞らせる原因です。

    現代人は特に歩く距離が短いために血滞が起こりやすく、筋肉量が少ないせいで心臓などの負担も増やしています。

    加えて運動不足な人は水分の補給も疎かにするので、結果的に血液は粘土が高まり血滞を起こしやすくなります

    さらに冷たい飲食物のとり過ぎは筋肉の動きを悪くするので、冷えやすい人は特に問題となります。

    他にもストレスを溜め込みやすい性格は交感神経を優位にし、自律神経の乱れから血の巡りが低下します

    睡眠不足や夜更かしは体の水分を過度に消耗するので、結果として血滞をさらに悪化させています。

    血滞を解消するための養生法

    血滞を解消するポイントはこまめに動くことで、デスクワークの時でもこまめに立って歩く事は大切です。

    また、肩を回したり股関節を動かしたりするのも効果的なので、空いた時間にラジオ体操するのもお勧めです。

    血流は温める事で巡りが高まるので、普段からシャワーだけでなく湯船につかる習慣も大切です

    そして首やお腹、足首を冷やさないようにするのも基本で、冷えやすい部分を守る事が予防につながります。

    食事でお勧めなのは体を温めて血流を高めるネギや生姜、黒酢に青魚、玉ねぎなどを食事に取り入れる事です

    また、冷たい飲み物はなるべく控えて、散歩や深呼吸でストレスを解消する習慣も必要になります。

    まとめ

    血滞タイプの不調は年齢のせいでも体質のせいでもなく、巡りを取り戻すことで変えていけます。

    まずは今日から少し動く、少し温める、少しストレスを解消する事を意識しましょう。

    それだけでも体はちゃんと応えてくれるので、自分の血の巡りをぜひ意識してみてくださいね。

  • ストレスが体に出やすい気滞体質と生活習慣病の関係

    ストレスを発散できない気滞

    東洋医学の気とは血や水を巡らせたり、自らも巡る事で体を動かすエネルギー全般を指します。

    そんな気はストレスが多いと巡りが滞りやすくなり、気が滞ると体のあちこちで不調が現れます。

    特に影響が大きいのが自律神経で、自律神経が乱れる事で胃腸の機能は大きく低下します

    他にも筋肉が過度に緊張する事で高血圧の傾向が強くなり、体に痛みを感じると同時に動脈硬化の原因ともなります。

    また、自律神経の乱れにより血糖値も乱れやすくなり、糖尿病のリスクも高まるのが特徴です

    人によってはヒステリーなどの神経症状なども現れ、こうした生活習慣病や慢性不調が起こりやすくなるのが気滞の特徴です。

    気滞になりやすいNG生活

    気滞の原因となる生活習慣は多くあり、特に普段から周りに気を使って我慢する事が多い人は気滞を起こしやすくなります。

    気滞の状態になると筋肉が緊張しやすくなり、呼吸も浅くなるので精神的にゆとりが無くなってきます。

    気を巡らせるのに必要なのが感情を表に出す事なので、感情を外に出すのが苦手な人ほど気滞は起こりやすくなります

    また、気を巡らせるのに必要なのが運動なので、普段からの運動不足や長時間の同じ姿勢なども問題となります

    こうした習慣が続くと気の巡りは少しずつ滞っていき、基本的に頑張りすぎる人に多く見られます。

    そして気滞の状態になると不眠の傾向も現れ、睡眠時間が不足する事で症状は悪化します。

    気滞の養生法

    気滞の解消に必要な習慣は気を巡らせるための行動で、主に深呼吸や発声、休憩などが重要になります

    気滞の状態は自律神経の乱れを伴うので、普段から深呼吸をする習慣は気を巡らせるのに役立ちます。

    また、感情を溜め込まないことも大切で、普段から自分の気持ちを伝える努力は必要になります。

    話す事が苦手な人は大声を出すだけでも効果があるので、カラオケなどで声を出すのもお勧めの習慣となります

    そして大切なのが運動をする習慣で、公園など自然が豊かな場所を歩くだけでも気は巡り血圧や血糖値も落ち着きます。

    他にも好きな香りのある食材を食べたり、睡眠時間を確保したりすれば気滞は解消しやすくなります。

  • イライラと焦燥感の違いとは?心がざわつく時のツボケア

    イライラと焦燥感の違い

    東洋医学から見ると、イライラは気が滞って交感神経の興奮状態で起こります。

    一方、焦燥感は気が上に昇って、副交感神経の働きが不十分で巡りが不安定なために起こります。

    そのため、イライラは気の滞りですが、焦燥感は巡りが不安定な状態となり似て非なる状態なのです

    そのため、同じような感情とは言っても体の反応には違いがあり、だからこそ整え方も変わってくるのです。

    イライラの中心は怒りや不満などの感情があり、怒るという行動で気を発散すれば落ち着くのが特徴です。

    対して、焦燥感というものは対象が不明瞭な事が多く、緊張や動悸を伴い集中力の低下を招き解消されにくいのが特徴です

    イライラに効くツボ

    イライラにおすすめなのがツボ刺激で、特に効果のあるツボが膻中(だんちゅう)と鳩尾(きゅうび)です。

    鳩尾(きゅうび)はみぞおちの事で、胸椎12番の高さにあり、膻中は乳頭の中央の胸骨にあり第4肋骨と第5肋骨の間になります

    この鳩尾と膻中を上下に軽く擦って緩めるだけでも、心身ともにリフレッシュする効果があります。

    普段から欠伸が多い人はみぞおちが硬く、身体がみぞおちを緩める為に反射的に欠伸をしている事が多いのです。

    鳩尾は精神的な疲労やイライラに加えて緊張による食欲不振や不眠などを解消し、膻中は鎮痛安定作用があり緊張や気分の不安、落ち込みなどを解消してくれます。

    痛気持ちいい強さで擦りながら深呼吸すると、感情と一緒に体の緊張も緩んでイライラは収まります

    焦燥感を鎮めるツボ

    焦燥感が強い時にお勧めなツボは内関(ないかん)で、副交感神経を高める事で気の巡りを安定させます

    場所は手のひらを上に向けて、手首のシワの中央から指3本分だけ肘の方にいった所です。

    30秒ほど軽く刺激すれば自律神経のバランスが整い、水分代謝も高まる事で気の巡りが落ち着いてきます。

    次にお勧めのツボが神門(しんもん)で、特に精神ストレスによる気の乱れを整える働きがあります。

    場所は手のひらを上に向けた手関節のシワを小指側になぞると、骨の出っ張りがあってその手前の場所です。

    痛気持ちいいくらいの強さで押しながら深呼吸をすると、徐々に動悸が穏やかになるので5秒ほど押して離すを繰り返す

  • 東洋医学の未病が今なぜ注目されているのか?

    東洋医学の未病とは何か?

    東洋医学における未病は病気と健康の間のグレーゾーンで、西洋医学においては数値的な異常が見つからない状態です。

    現代人が抱える悩みには疲れやすさや不眠、冷えやむくみなどの薬を飲むほどでなくても辛い症状が多くあります。

    また、イライラが止まらなかったり急に不安になったりと、原因が分からない精神的な悩みも抱えています

    東洋医学ではこのような状態も解決すべき問題として捉え、体からの大切なサインとして重視してきました。

    西洋医学では病名がつくものが治療対象ですが、東洋医学では乱れている状態と捉え整える必要があると考えます。

    病気というほどではないけれども、体の本来の巡りが乱れているのが未病という考え方なのです

    なぜ今、西洋医学でも注目されるのか?

    未病という概念は以前には注目されていませんでしたが、最近になって急に取り上げられるようになりました。

    その背景には生活習慣病や慢性不調などの急増があり、数値化できない不調が目立ってきたからなのです。

    そのような状況は医療費の増大を招き、少子高齢化に伴い患者の急増に歯止めがきかなくなっています

    そこで注目されたのが未病の内に対処する、東洋医学の予防という視点なのです。

    数値的にも悪くなってから対処するより、体の巡りが乱れてきた時点で整える事で悪化を防ぐことが予防には効果的です

    この予防という考え方が現代医療の課題と重なり、西洋医学と東洋医学のいい所どりをするために注目されだしたのです。

    未病に注目するメリット

    東洋医学では未病になる事を悪い事ばかりとは考えておらず、自分の体質に気づくためのサインと捉えます。

    未病の視点を持てば、不調は我慢するものから心身を整えるためのヒントとして見られるようになります。

    自分の体質を知る事は自分にとって何が必要かが分かるので、生活や食事、休み方を自分に合ったものに調整できます

    現代では多くの健康法がありますが、全ての人にピッタリと合うものは存在しません。

    だから、自分はどんな健康法と相性がよく、どんな生活スタイルが必要かを見極める必要があるのです。

    自分の体質は考えるだけでは分かりませんが、日々の体調をチェックする事で徐々に分かってきます。

    自分の体質を知り対処法が分かるだけでも、日々のストレスや不安をぐっと減らせるのが未病と向き合う事の重要性なのです

  • 東洋医学の体質診断で自分の体質を知ろう

     

    簡単フローチャートで自分のタイプを見つけよう

    Q1. すぐ疲れる・体力がないと感じますか?
     👉 YES → Q2へ
     👉 NO → Q3へ

    Q2. 食欲不振や息切れを感じやすいですか?
     👉 YES → 【気虚タイプ】
     👉 NO → 【血虚タイプ】

    Q3. ストレスやイライラ、ため息が多いですか?
     👉 YES → 【気滞タイプ】
     👉 NO → Q4へ

    Q4. 腰痛やむくみなどは多いですか?
     👉 YES → 【水滞タイプ】
     👉 NO → Q5へ

    Q5. 頭痛や肩こりが多い?
     👉 YES → 【血滞タイプ】
     👉 NO → 【水虚タイプ】