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  • 憂鬱と不安は違う?心と肺の水滞で起こるメンタル不調の養生法

    理由はないのに気分が重い。不安で胸がざわつく。なんとなく息が浅い…。

    そんな状態はメンタルの問題だと思っていませんか?

    東洋医学では感情は五臓の心と肺における、水の巡りが深く関係していると考えます。

    今回は心と肺の感情のつながりと、水滞が起こす重だるさと不安、憂鬱と不安の違いを体の視点からひも解いていきます。

    心と肺と感情のつながり

    東洋医学において五臓の心(しん)は精神や意識から安心感を司るとされ、五臓の肺は呼吸から気と水を巡らせ悲しみの感情と関係するとされます

    心と肺は気を通してつながっており、心と肺の働きは水の巡りから感情に影響しています。

    東洋医学で心は思考や感情の安定に関与し、肺は呼吸を通して気持ちの切り替えにも関わります。

    深呼吸ができないと水の巡りが滞りやすくなり、気持ちも切り替えられず詰まりやすくなるのです。

    つまり、心と肺のバランスは感情に大きな影響を与え、心と肺のバランスが崩れると感情は不安定になります。

    憂鬱や不安などの感情はメンタルの問題ではなく、東洋医学から見れば体の状態の影響なのです

    水滞による重だるさと憂鬱

    東洋医学における水滞とは、体に余分な水が停滞している状態で体もメンタルも重くなるのが特徴です。

    この水滞の状態になると体だけでなく感情にも影響し、思考が鈍ったり意欲が低下したりもします

    特に憂鬱な感情は水滞の時に起こりやすく、体が重く感じる事から余計に憂鬱の感情は強くなります。

    心と肺の働きが十分なら水滞は起こりませんが、心と肺の働きが鈍ると水滞から憂鬱の感情が起こります。

    この憂鬱という感情は不安とはまた違った原因となり、似たような感情でも東洋医学では身体の状態が違うと考えます。

    そのためメンタル不調とは言っても、大切なのは体の状態を見極めて対処する事になります

    憂鬱と不安の違いと養生法

    憂鬱な感情が強くなると意欲の低下や体のダルさが顕著になり、だんだんと気分が沈んでいきます。

    憂鬱な状態は体が弱っている時のサインであり、特に肺の弱りが原因の水滞がきっかけで起こります。

    その場合は肺を元気にするために、軽い散歩などで体を動かして深呼吸をして肺を元気にする事でメンタルは回復します

    不安な感情が強くなるとソワソワしたり、気持ちが落ち着かなくなり焦りを感じる事もあります。

    こちらも体が弱っているサインですが、特に問題となるのは五臓の心の問題で体が冷えていたり情報過多で起こります。

    その場合は心を元気にするために、腕を回して胸や背中を緩めたり情報量を減らしてのんびりする事でメンタルは回復します

    まとめ

    メンタル不調はメンタルの問題だけではありません。

    心と肺から水の巡りを整えることで、自然と気分も落ち着いていきます。

    東洋医学の整えるという視点を、ぜひ今日から意識してみてください。

  • イライラと焦燥感の違いとは?心がざわつく時のツボケア

    イライラと焦燥感の違い

    東洋医学から見ると、イライラは気が滞って交感神経の興奮状態で起こります。

    一方、焦燥感は気が上に昇って、副交感神経の働きが不十分で巡りが不安定なために起こります。

    そのため、イライラは気の滞りですが、焦燥感は巡りが不安定な状態となり似て非なる状態なのです

    そのため、同じような感情とは言っても体の反応には違いがあり、だからこそ整え方も変わってくるのです。

    イライラの中心は怒りや不満などの感情があり、怒るという行動で気を発散すれば落ち着くのが特徴です。

    対して、焦燥感というものは対象が不明瞭な事が多く、緊張や動悸を伴い集中力の低下を招き解消されにくいのが特徴です

    イライラに効くツボ

    イライラにおすすめなのがツボ刺激で、特に効果のあるツボが膻中(だんちゅう)と鳩尾(きゅうび)です。

    鳩尾(きゅうび)はみぞおちの事で、胸椎12番の高さにあり、膻中は乳頭の中央の胸骨にあり第4肋骨と第5肋骨の間になります

    この鳩尾と膻中を上下に軽く擦って緩めるだけでも、心身ともにリフレッシュする効果があります。

    普段から欠伸が多い人はみぞおちが硬く、身体がみぞおちを緩める為に反射的に欠伸をしている事が多いのです。

    鳩尾は精神的な疲労やイライラに加えて緊張による食欲不振や不眠などを解消し、膻中は鎮痛安定作用があり緊張や気分の不安、落ち込みなどを解消してくれます。

    痛気持ちいい強さで擦りながら深呼吸すると、感情と一緒に体の緊張も緩んでイライラは収まります

    焦燥感を鎮めるツボ

    焦燥感が強い時にお勧めなツボは内関(ないかん)で、副交感神経を高める事で気の巡りを安定させます

    場所は手のひらを上に向けて、手首のシワの中央から指3本分だけ肘の方にいった所です。

    30秒ほど軽く刺激すれば自律神経のバランスが整い、水分代謝も高まる事で気の巡りが落ち着いてきます。

    次にお勧めのツボが神門(しんもん)で、特に精神ストレスによる気の乱れを整える働きがあります。

    場所は手のひらを上に向けた手関節のシワを小指側になぞると、骨の出っ張りがあってその手前の場所です。

    痛気持ちいいくらいの強さで押しながら深呼吸をすると、徐々に動悸が穏やかになるので5秒ほど押して離すを繰り返す

  • メンタルの疲れは気滞が原因?心活になる休み方

    気滞の特徴

    東洋医学ではメンタルの調子は気の巡りに左右されるとし、気の巡りが滞るとメンタルは不調になると考えます。

    気とは体とメンタルを巡るエネルギーで、気が巡らないと心身ともに本来の機能を発揮できません。

    この気の流れが滞った気滞の状態になると、胸のつかえを感じたりため息が増えたりします

    何となくモヤモヤとした気分になり、メンタルがスッキリと晴れなくなります。

    現代医学ではメンタルの状態を整えるために、カウンセリングをしたり薬を処方したりして対処します。

    ですが、東洋医学では気を巡らせている、心と肝の臓器の調子を整える事でメンタルの不調を解消するのです

     

    心と肝との感情のつながり

    東洋医学において肝は本能的な感情を司り、心(しん)は理性的な感情を司るとされます。

    そのため、まずは肝が気を巡らせてメンタルを調整し、心がメンタルに安定感をもたらせています

    気滞の状態は肝の弱りが原因で起こりやすく、気滞になると神経が過敏になりイライラして怒りやすくなります。

    気滞の状態が続くと落ち込みやすくなり、無気力感や意欲の低下なども現れます

    そして、気滞の影響を最も受けやすいのが心となり、不安感が強い人は動悸や息切れなどの身体的な症状が現れやすくなります。

    イライラはエネルギーが高まっていますが、落ち込みはエネルギーが低下しているのが特徴となります。

     

    心活となる休み方

    心活とは心の巡りを高める事なので、休む時に必要なのは止まる事ではなく巡らせるための休息になります。

    気を巡らせる休息とはただの睡眠ではなく、ゆっくり深呼吸したり軽く体を動かす事で体を休ませます。

    また、自然に触れる事もメンタルの休息になり、人間関係などで疲れている人ほど自然に触れる時間は大切になります

    心地よさを感じる時間を作る事が大切で、自分がどんな事をしている時に心地よさを感じるかを知る事も重要です。

    心地よさとは安心感や満足感を感じる事で、五感を刺激したり自分のペースで物事を進める時に得られる感覚です。

    基本的にボーっとしながら過ごせる時間と空間が大切で、何もしない時間こそが心の巡りを回復させてくれます