投稿者: touyouseitai

  • 寝つけないのは気の問題!?気逆タイプの整え方

    寝つけないのは気の問題!?気逆タイプの整え方

    「イライラしやすい」「動悸がする」「眠れない」

    こんな症状に悩んでいる人は、東洋医学では気逆(きぎゃく)と呼ばれる状態かもしれません。

    本来なら気は上がったり下がったりしながら巡りますが、ストレスや疲労が溜まると気が昇りっぱなしになり不調が出ます。

    今回は気逆の特徴、気を降ろす呼吸法、そして寝つきを良くするツボの3つをお話しします。

    気逆の特徴

    気逆とは気が上に突き上がった状態で、そこから降りてこないために様々な不調が現れます。

    よくある特徴は頭がのぼせて顔が熱く、喉が詰まった感じでゲップが多くなります。

    さらに動悸を感じて不安になったり、イライラしやすくなり寝つきが悪くなったりします

    気逆になりやすいのは真面目で頑張り屋のタイプで、気を抜くのが苦手なために気逆の状態に陥ります

    この気逆の状態が続くと胸より上がパンパンに張り、下半身が冷えて弱くなります。

    東洋医学では上実下虚(じょうじつかきょ)と呼ばれる状態で、健康な状態になるには反対の上虚下実を目指す必要があります。

    気逆を整える呼吸法

    気逆による不眠を解消するのに必要なのは気を巡らす事で、一番簡単な方法は深い呼吸です。

    ポイントは吐く息を長くする事で、意識して長く吐くことで副交感神経を優位にして気を巡らせます。

    やり方は胸を張って背筋を伸ばした状態で、鼻から4秒吸って口から8秒吐きます

    吐く時に息を吐ききるように意識しておへその下に手を当て、しっかりとお腹から吐き切る事で効果が高まります。

    息を吐くことで頭に溜まった気を下に降ろせるので、寝る前にすると睡眠の質が高まります。

    普段から気逆が起こりやすい人は、寝る前に3分ほどこの呼吸を行うだけでも心拍が落ち着いて睡眠の質が高まり気逆が起こりにくくなります

    寝つきを良くするツボ

    気逆による不眠が起こりやすい人にお勧めなツボは、太衝(たいしょう)と湧泉(ゆうせん)になります。

    太衝は足の甲の親指と人差し指の骨が交わる窪みにあり、強い刺激はダメなので親指の腹を使って優しく円を描くように刺激します。

    気血水の逆流を鎮めるツボで、1回につき30秒から1分程度の刺激を寝る前に行うと効果的です

    湧泉は気逆と非常に深い関係があり、湧泉は全身の気を巡らせ降ろす鎮静作用で気逆を解消します。

    湧泉は足裏にあるツボで、場所は土ふまずのやや上で足の指を曲げたときにちょうど凹むところです。

    湧泉を刺激するには足裏にゴルフボールを置いて、軽く踏みつけながらコロコロと転がして1分ほど刺激するのが楽で効果的です

    まとめ

    気逆は頑張りすぎて気が上に偏った状態です。

    だからこそ必要なのは、緊張を緩めて気を降ろす事です。

    呼吸とツボを意識するだけで、睡眠の質は変わり眠りやすくなります。

  • 冷え体質が万病を呼ぶ!?陽虚タイプの不調と養生法

    冷え体質が万病を呼ぶ!?陽虚タイプの不調と養生法

    最近こんなことありませんか?

    ・朝がとにかくつらい
    ・手足が冷える
    ・むくみやすい
    ・血圧が低い

    そんな悩みを抱えている人は東洋医学の陽虚の状態かもしれません。

    東洋医学の陽とは、体を温めて動かすエネルギーです。

    今回は陽虚が原因の生活習慣病、陽虚タイプがやってはいけない習慣、解消のための養生法のの3つをお話しします。

    陽虚タイプが原因の生活習慣病

    陽虚とは体を温めるエネルギーが不足している状態なので、陽虚になると寒がりになり下痢しやすくなります。

    やる気にムラが出たり、下半身がむくみやすかったりもします。

    この陽虚体質の人は基本的に低血圧の傾向があり、現代医学的には甲状腺機能低下の症状に似ています

    甲状腺機能低下は20~50代の女性に多く、特に30~40代で発症が増加しダルさや冷えが悪化します

    また、高齢になるほど悩む人は増え、代謝の低下から体重増加なども現れますが更年期や老化と見過ごされがちです。

    冷えによる頻尿なども起こりやすく、代謝の低下と冷えから高血圧や糖尿病、隠れ肥満なども起こります。

    陽虚タイプにNGな生活習慣

    陽虚タイプがやりがちな失敗は、冷えの自覚が少ないせいで冷たい飲み物をよく飲む事です。

    元から体温が低いので冷えていることにマヒしてしまったり、冷房などの使い過ぎで体温の調節機能が低下している場合があります。

    さらに夜更かしや運動不足などの習慣はさらに代謝を低下させ、エネルギー不足の状態を悪化させています

    陽虚になると消耗が激しくなり、さらに栄養を蓄える機能も低下する事で疲労が慢性化しやすくなります。

    疲労が慢性化する事で余計に動けなくなり、動かないから余計に代謝が低下する悪循環に陥ります

    本来なら体を温める事で陽虚は解消されますが、お風呂はシャワーだけだったり温かい物を飲む習慣がないと陽虚は慢性化するのです。

    陽虚を解消する養生法

    陽虚を解消するポイントは、温めて軽く動き、早く寝て消耗を減らす事になります。

    まずは朝に白湯を飲む習慣が必須で、朝から温かいものを飲む事は代謝を高める基本になります。

    陽虚の人は体力も少ないので夜更かしは禁物で、23時までには寝て7時間以上の睡眠は確保しましょう

    週に5日は湯船につかったり、散歩を習慣にして辛くない程度に体を動かしましょう。

    陽虚の人は消耗しすぎると余計に冷えるので、辛くない程度の運動を継続する事が大切です。

    食事ではきちんと朝食をとり生姜やシナモン、根菜などを取り入れて、スープなどの汁物をつけて消化に優しいメニューを優先すると徐々に代謝は高まります

    まとめ

    陽虚タイプは怠けているのではなくエネルギー不足で動けなくなります。

    無理に頑張る必要はなく、まずは体を温めましょう。

    徐々に代謝が上がれば、意欲も出て頑張れるようになります。

    朝のつらさが顕著な人ほど、体を温めると効果を実感しやすくなります。

  • 腎を整えたら体が変わった!不調を解消した3つの実例

    腎を整えたら体が変わった!不調を解消した3つの実例

    最近こんなお悩みありませんか?

    ・高血圧だと言われた
    ・夜、何度もトイレに起きる
    ・階段で息切れがする

    こんな悩みを抱えている人は、東洋医学では腎の弱りが関係している可能性があります。

    今回は、腎を意識する生活に変えたことで高血圧や夜間頻尿、疲れやすさや息切れの症状が変わった3つの症例エピソードをお話しします。

    高血圧が安定してきたケース

    50代後半の男性の話で、薬は飲んでいるけれど上の血圧が160前後をウロウロして悩んでいました。

    その他にも足腰がだるかったり、寒がりですぐに疲れやすかったりしていました。

    これは東洋医学から見ると腎陽虚タイプの高血圧になるので、体を冷やす事で高血圧を招いているパターンです

    そのため対処としてはシャワーをやめて湯船に浸かり夜は11時までに寝て、朝に軽いスクワットをする習慣をつけました

    すぐに効果が出たわけではありませんが、3ヶ月も経つ頃には血圧が140前後で安定し始めました。

    身体は冷えれば腎が弱り血圧が上がるので、体を温める習慣が最も効果的だったパターンです。

    夜間頻尿が解消されたケース

    60代女性の話で、夜3回はトイレに起きるので困っていました。

    昼間の水分の補給はそれほど多くないそうですが、よく聞くと冷たいお茶を飲む習慣がありました。

    他にも体が冷えやすかったり、腰が重だるくてあまり運動しないとの事でした

    これは加齢に伴い腎が弱り、運動不足と冷えのために腎気不固となり夜間頻尿を起こしているタイプです。

    そこで昼間でも基本は温かい飲み物に変更し夕方以降の水分量を控えめにし、深呼吸と腰回りを温める習慣をつけてもらいました

    すると2ヶ月ほどで夜に起きるのは1回程度に減り、以前よりもぐっすりと眠れるようになったとの事で温めてやる事で水の巡りをコントロールする力を取り戻したというパターンです。

    息切れや慢性疲労が軽くなったケース

    40代女性の話で、すぐに疲れて息切れを起こすと悩んでいましたが健康診断では問題なしとの事でした。

    でも、階段を昇っただけですぐに息が上がり、朝起きるのが辛く夕方にはぐったりするとの事でした。

    これは腎精不足と呼ばれる状態で、副腎からのホルモンが不足する事で体の動きが悪くなっています

    そこで、睡眠の質を高めるために夜のスマホ時間を減らしたり、昼に黒豆茶などでティータイムをする習慣をつけてもらいました

    すると4ヶ月後くらいには息切れしなくなり、朝から夜まで割と元気でいられるようになったとの事です。

    これは頑張り過ぎが原因なので、消耗を減らして回復を促したことで息切れや疲労が解消されたパターンです。

    まとめ

    高血圧や頻尿、息切れなどには腎の弱りが隠れていることがあります。

    大事なのは症状を解消するだけではなく、体を土台から立て直す事なのです。

    腎は一気には強くなりませんが、毎日の積み重ねで必ず変わります。

    あなたの不調も腎から見直すと答えが見えるかもしれません。

  • 目立たないけど折れない。陰木タイプの仕事運が開く生き方

    目立たないけど折れない。陰木タイプの仕事運が開く生き方

    「一生懸命やっているのに、なぜか評価されにくい」

    「前に出るのは苦手。でも自分なりに強い想いがある」

    そんな特徴はありませんか?

    東洋医学の視点では、そんな性格の特徴は弱さではなく陰木タイプの才能と考えます。

    今回は陰木タイプの性格と才能、向いている仕事、そして仕事運を上げる行動について分かりやすくお伝えします。

    陰木タイプの性格と才能

    陰木タイプは草花や若木のような存在で、陽木タイプとは違って控えめで前に出る事を好みません。

    代わりに周囲を観察する能力があって共感力が高く、人の気持ちや空気を敏感に感じ取る事が出来ます。

    成長こそゆっくりですが、コツコツ型で時間をかけて確実に成長するタイプと言えます

    一気に目立つような事はできなくても、地道な努力は得意なので地味に評価が上がってきます。

    何よりも成長すれば簡単には折れない強さを持ち、想いが強い分だけ大きく花開くタイプです。

    こんな静かな継続力こそが陰木タイプの最大の才能で、目立たないけど気づく人は気づいて応援してくれます

    陰木タイプの適職

    陰木タイプは競争やスピード重視の環境は苦手で、丁寧さや継続力が信頼につながる仕事で力を発揮します。

    また、安定感のある会社や組織に属するのが向いており、自分が心地よく感じる環境で周りと助け合うような働き方がピッタリです。

    会社であれば総務や人事、経理などが向いていて、派手じゃないけど欠かせない存在となります

    医療関係も向いていますが医師や看護師などよりも、医療事務などの裏方として医師や看護師を支えるのが向いています。

    教育関係も向いていますが教師よりも、スクールカウンセラーや奨学金関連の仕事などに適性があります。

    基本的に自身の柔軟性を活かして、人や組織を支える立場で実力を発揮するのが陰木タイプの理想的なポジションです

    仕事運アップ行動

    陰木タイプが仕事運を上げる最大のコツは、無理に社交的な陽タイプになろうとしない事です。

    陰タイプは人前に出るのが苦手なので、無理に前に出過ぎると疲れてしまい自分の長所を活かせません。

    そのため、評価されづらい地味な仕事でも、自分で自分を認める事が大切です

    また、朝や夜に一人で考えをまとめる時間を作り、自分が何をすべきか何に必要とされているかを認識する事が大切です。

    そうやって静かな時間でエネルギーを補いながら、自分の肯定感を高める事は自分のエネルギーをアップさせます。

    また、頼まれごとを断れない傾向があるので、境界線を意識して断る習慣をつけるのも仕事運アップの鍵になります

    まとめ

    陰木タイプはゆっくりでも確実に育つ人です。

    今うまくいっていないと感じていても、それは適性の問題ではなくタイミングが違うだけかもしれません。

    自分のリズムを大切にして自分を認める事で、自然と評価も後からついてきます。

  • 現代医学の数値と分析、東洋医学の感覚とバランス

    現代医学の数値と分析、東洋医学の感覚とバランス

    現代医学では体調が悪くなると、まず数値を見ます。

    血圧や血糖値、コレステロール、CRP、ホルモン値など、数値的に異常があれば対処しますが、数値に問題がなければ何もしません。

    ですが、「数値は正常なのに、なんとなく辛い」、そんな経験はありませんか?

    ここにこそ現代医学と東洋医学の視点の違いがあります。

    今回は、現代医学の数値と分析の強み、東洋医学の感覚とバランスの視点、そして2つの医学のいい所どりをするための方法について分かりやすくお話しします。

    現代医学における数値と分析の強み

    現代医学の最大の武器は体の状態を数値化したり、画像にしたりする事で客観的データに基づいて対処できる事です。

    血液検査やMRI、CTによって体の異常を見える化する事で、医師の力量に左右されずに平均的な医療が提供されています

    これは本当にすごい事で、急性疾患などの命に関わる病気でも多くの医師が適切に対処できるのが現代医学の圧倒的な魅力です。

    さらに原因を特定し、ピンポイントでの対処が出来るのも現代医学の強みで手術での負担も少なくなりました。

    ただし、数値は平均値が基になっており、個人差によっては適切な対応が難しい場合もあります。

    そのためグレーゾーンの不調や、病名がつかず原因を特定できない疾患には対応しづらいという面があります

    東洋医学における感覚とバランスの視点

    東洋医学が見るのは数値ではなく、

    ✔ 顔色
    ✔ 声の張り
    ✔ 脈の状態
    ✔ 舌の状態
    ✔ 季節との関係

    これらを総合した全体のバランスです。

    そのため、冷えやすいとか、なんとなく重だるい、意欲が湧かないといった未病の段階でも対処が可能です

    東洋医学における不調は、巡りやバランスの崩れから始まるものとしています。

    だから数値では見えない個人が抱える問題に対しても、感覚とバランスで対処が可能です。

    問題となるのは施術をする人によって力量に差があり、経験不足な人とベテランの差が大きいという事です

    本当に必要なのはいい所どり

    私が大切にしているのは、東洋医学と現代医学のどちらが正しいか、ではありません。

    現代医学の数値と分析には客観的な指標があり、東洋医学の感覚とバランスなら個人差も見極められます

    本当はお互いが協力し合って体を守るのが理想的ですが、どうしても考え方の違いから融合は進みません。

    だから大切なのは、数値で安心しすぎず、感覚だけに頼りすぎない両者のバランスだと思います。

    そして最も大切なのは、自分自身が体の声を聞きながら何が必要か見極めるという視点です。

    可能なら現代医学の数値を参考にしながら、東洋医学の先生にもバランスを診てもらうのが、これからの時代の賢い在り方だと考えています

    まとめ

    体はデータだけではありませんが、感覚だけでもありません。

    数値と分析のメリットと、感覚とバランスのメリットはどちらが優れているというものでもありません。

    その両方を知ることで、私たちはもっと自分の体を理解できより健康な体を手に入れられるのです。

  • 東洋医学から見た心不全!血虚や血滞と季節の養生

    心不全と聞くと「心臓が弱っている」「年齢の問題」と思われがちです。

    ですが東洋医学では、心不全は心臓だけの問題ではないと考えます。

    今回は、

    東洋医学から見た心不全

    血虚や血滞が心に与える影響

    季節ごとの養生ポイント

    この3つの視点から心(しん)という臓器を守るヒントをお話しします。

    東洋医学から見た心不全

    東洋医学での心は血を巡らせるだけでなく、意識や感情を司る臓器とされます。

    そもそも心不全と呼ばれる状態は、現代医学では心臓による血液循環の機能が低下している状態です。

    ですが、東洋医学から見れば脾・肺・腎などの他の臓腑との連携が上手くいってないと考えます

    東洋医学では臓器は単独で働いているのではなく、常に連携して働いていると考えます。

    そのため、息切れや動悸、胸痛だけでなく、不安感や不眠、集中力低下なども連携が上手くいってない症状と捉えます。

    大切なのは血を循環させる心の働きだけでなく、血が循環しやすい体作りこそが心不全の解消に役立つと考えます

    血虚や血滞による影響

    心不全の背景として多いのが、東洋医学から見れば栄養が不足した血虚と巡りが滞る血滞です。

    血虚とは心を動かすエネルギーが不足している状態で、動悸や不安、不眠の原因となり疲れると症状が強まります

    血滞は血が巡りづらい状態なので、胸の圧迫感や痛み、息苦しさなどを伴い冷えると悪化します。

    つまり現代医学では心不全という表現の症状が、東洋医学では血虚と血滞に分類されているのです。

    そして血虚と血滞は体質によって起こりやすい原因が違い、原因が違えば整え方は大きく変わります

    また、東洋医学が重視しているのは季節性の要因で、季節が変わればまた対処も変わってくるのです。

    季節ごとの養生法

    東洋医学では季節の影響が心に直接作用すると考え、季節によって様々な影響があります。

    春は自律神経が乱れやすく、血虚から動悸や不安が出やすいので普段から深呼吸をして生活リズムを一定にしましょう。

    夏は暑さで心と脾が弱りやすい季節なので、無理しすぎると消耗して血虚と血滞を同時に起こすのでこまめな休息を最優先にしましょう

    秋は乾燥により肺が弱り血虚と血滞が進みやすいので、水分と栄養を補給し適度に運動する事が大切です。

    冬は冷えから腎が弱り血滞を起こしやすくなるので、体を温めて守りながら睡眠をしっかりととりましょう

    東洋医学が重視するのは季節に逆らわず生活をする事で、季節に合わせた生活をすれば心の負担は減り不調は起こりにくくなります。

    まとめ

    東洋医学から見る心不全は、血の栄養と巡りが季節と深く関わっています。

    大切なのは心だけを整えるのではなく、体全体を同時に整える事です。

    季節に合わせた日々の養生が、他の臓器と一緒に心を守る事につながります。

  • むくみや重ダルさは巡りのせい?水滞タイプに多い生活習慣病と整え方

    「食べすぎていないのに太る」「体が重くて、朝からスイッチが入らない」

    そんな不調が続いているなら、それは年齢や体力のせいではなく東洋医学の水滞の状態かもしれません。

    今回は

    • 水滞タイプに起こりやすい生活習慣病

    • 水滞を悪化させてしまうNG習慣

    • 水を巡らせる養生法

    この3つを分かりやすくお話しします。

    水滞タイプが原因の生活習慣病

    水滞とは体の中の水分代謝が上手くいかず、そのせいで水溶性の老廃物が体内に停滞している状態です。

    このタイプに多いのが体のむくみが原因の肥満になり、そこから血管が圧迫されることで高血圧になります

    普段から気象の変化での不調があり、頭痛やめまいなどにも襲われやすくなります。

    身体のむくみは冷えにもつながり、冷える事で余計に水溶性の老廃物が溜まりやすくなります。

    結果として基礎代謝も低下し肥満体形になりやすく、内臓の負担も増えて胃腸も弱りやすくなります

    原因となるのは巡りの悪さで、体内の巡りを高めないと万病の元となります。

    水滞タイプにNGな生活習慣

    実は水滞タイプにはやりがちなNG習慣があり、問題となるのは冷たい飲み物を好みインドア派という事です

    水滞タイプの多くは運動が嫌いなので運動不足になりやすく、さらに屋内にいる時間が長いために汗をかきません。

    そのせいで水分代謝が低下しやすく、筋肉量も不足する事で余計に巡りが悪くなります。

    そんな筋肉量が不足した状態では水分を多く飲んでも、体が冷えるわりに排泄されづらいので余計にむくみます。

    本来なら水分をとれば老廃物は尿として排泄されますが、運動不足で体が冷えている人は思うように排泄されません。

    水滞タイプは水分補給を頑張るほどに水滞を悪化させてしまう事もあるので、温かい飲み物を心がける事が必要になります

    水滞を解消する養生法

    水滞タイプの養生の基本は体を温めながら水分を補給し、運動をして筋肉量を増やし体温を上げる事になります。

    大切なの体を動かして温めて、体の巡りを高めて老廃物をどんどん尿として排泄する事です。

    まず大切なのは温かい飲み物で、日々の水分補給は白湯やホットの飲み物にして食事には温かい汁物をつけましょう

    また、階段の昇り降りなど軽く息が弾む程度の運動も必要で、息を弾ませたり軽く汗ばむ事で体の巡りは高まります。

    朝は起きたらラジオ体操をしたり、夜は湯船に浸かって体を温める習慣をつけるのも効果的です

    体温が上がるほどに水滞は解消されやすくなるので、温める習慣と動く習慣を大切にしましょう。

    まとめ

    水滞タイプの不調は、気合ではなく巡りで解消するのもです。

    今の不調は体が老廃物が溜まっている事を教えてくれているサインなのです。

    巡りを高めるだけで、体も気持ちも驚くほど軽くなっていきます。

  • 疲れが抜けない本当の理由!副腎疲労と腎虚を分ける現場の症例

    疲れやすさや意欲の低下など似たような症状でも、ケアの方向を間違えると解消されません。

    整体の現場でよくあるのが、「副腎疲労と言われたけど解消されない」「腎虚と言われても自覚がない」などがあります。

    今回は実際の現場で出会った症例エピソードをもとに、

    • 副腎疲労
    • 腎水虚
    • 腎陽虚

    この3つがどう違い、どう見分け、どう整えていくのかをお話しします。

    施術現場での副腎疲労の症例エピソード

    来院されたのは40代男性で、ハードな仕事で慢性的なストレス状態にあり急激に心身の不調が現れたとの事です。

    朝がとにかく辛いのでコーヒーや栄養ドリンクでごまかしながら出勤し、帰りはいつも夜遅くになっていたそうです。

    毎日のようにお酒が欲しくなるので飲んで、寝ても疲れが取れないが体の冷えはありませんでした

    これは典型的な副腎疲労の症状で東洋医学では腎気虚と呼ばれ、腎陽虚との違いは冷えの有無で、腎水虚との違いは不眠の有無でした。

    整体で感じたのはエネルギー切れというより消耗が激しすぎるという事で、まずは睡眠の質を高めるためにお酒を減らしてもらいました

    整体では呼吸の調整と腎周りの血流を高める事で、睡眠の質が高まり消耗が減る事で回復スピードが一気に上がりました。

    施術現場での腎水虚の症例エピソード

    来院されたのは50代男性で、長年の不眠に加えて軽い難聴や足腰のダルさに悩まされていました。

    だんだんと物忘れが顕著になり、集中力の低下なども自覚し仕事に支障をきたしていたのです

    問診で特徴的だったのは、全身の潤いが不足しているせいで腎水虚に多い冷えのぼせが起こっているという事でした。

    この場合に重要になるのは股関節周りの整体で、特に腸腰筋の動きを高める事は水の巡りに重要です。

    水虚の場合は筋肉と背骨が硬くなりやすく、頭部の水虚は認知機能の低下も招きます。

    股関節周りの筋肉が本来の動きを取り戻す事で、足腰のダルさがマシになり脳への血流も高まり認知機能も回復しました

    施術現場での腎陽虚の症例エピソード

    来院された60代女性は、全身の冷えと慢性疲労に長年に渡って苦しめられていました。

    これは腎陽虚の特徴で、手足の冷えに加えてお腹を触っても冷たいのが特徴です。

    朝から動く元気がなく下痢気味になり、下痢で体力を消耗しているので疲労しやすく昼間は頻尿になっていました

    触診で明らかだったのは内臓の冷えと代謝の低下で、腹部はどこを押しても痛みを伴うといった状態でした

    このタイプは単に温めるだけでは意味がなく、腹部の硬さを取り除いて腎以外の機能も高める事が必要です。

    腹部の硬さを取り除き股関節から背骨、肩関節や首周りの動きを高める事で、徐々に体が温まりやすくなり元気になりました。

    まとめ

    副腎疲労・腎水虚・腎陽虚は、症状は似ていても整え方は違います。

    疲れているから同じケアではなく、どこに問題があり疲れにつながっているかがポイントです。

    それを見極めることが、本当の回復への近道です。

  • 治す医学から支えて整える医学へ

    病気になったら病院へ行く。

    それは、とても大切なことです。

    でも今、「治療が終わっても、なんとなく不調」、「薬は減らないし、元気でもない」そんな声が増えています。

    そこで注目されているのが支えて整える東洋医学です。

    今回は西洋医学の役割と東洋医学の必要性、そして新しい医療の形について分かりやすく解説します。

    治す医学が担ってきた役割

    西洋医学の強みは急性期の症状や緊急時の対応で、検査による診断の進歩が多くの命を救ってきました。

    特に感染症や外科手術を要する疾患や、循環器系の疾患などの救急医療などで活躍しています

    こういった西洋医学の役割は今後もなくてはならない存在で、さらなる進歩が期待されています。

    一方で、慢性不調や体質の問題は西洋医学では対応しきれない事も多く、原因の分からない難病なども増加傾向です。

    慢性的な不調の多くは原因が分からない事が多く、精神的な問題と片づけられることもあります。

    そして西洋医学では統計による科学的根拠を優先するために、個人ごとに違う体質の問題には対応しづらいのが弱点となります

    支えて整える医学が必要な理由

    支えて整えるというのは東洋医学の考え方で、現代が抱える高齢化社会の問題に対応できる考え方と言えるのです。

    現代では明確な病名がつかなくても不調を抱える人が多くなり、高齢になるほどに不調を訴える人は増えていきます。

    ですが、問題となるのは年齢だけでなく、睡眠や食事などの生活習慣や精神ストレスなど様々な要素があります

    未病や慢性疾患などは、数値では測りにくいけれど体に確実に問題が潜んでいます。

    その背景にはメンタルと身体のつながりなど、数値化できないけれども重要な要素があります。

    こういった要素を重視するのが支えて整える東洋医学で、万能というわけではありませんが西洋医学を補完する可能性を秘めているのです

    これからの医療のかたち

    ポイントとなるのは西洋医学と東洋医学のどちらが優れているかではなく、病院の治療以外にもセルフケアが重要になるという事です。

    どんなに医療が進もうとも、日々の生活習慣が乱れていれば新たな問題が起こります。

    大切なのは自分の体質を知り、自分に適切な対応を知り実践し続ける事なのです

    これからの医療は西洋と東洋のどちらかを選ぶのではなく、両者のいい所を組み合わせる時代です。

    薬や手術が有効な病気は西洋医学が頼りになり、数値化できない問題は東洋医学のセルフケアである養生法で整える事が大切なのです。

    そんなバランスがメンタルと身体の安定につながり、歳を重ねても元気でいるための秘訣となります

    まとめ

    医学は命を救うだけでなく、人生を支えるものなのです。

    そのために必要なのは東洋医学の整えるという視点です。

    西洋医学の対処に合わせて、東洋医学の考え方を取り入れる事で健康は維持しやすくなるのです。

  • 憂鬱と不安は違う?心と肺の水滞で起こるメンタル不調の養生法

    理由はないのに気分が重い。不安で胸がざわつく。なんとなく息が浅い…。

    そんな状態はメンタルの問題だと思っていませんか?

    東洋医学では感情は五臓の心と肺における、水の巡りが深く関係していると考えます。

    今回は心と肺の感情のつながりと、水滞が起こす重だるさと不安、憂鬱と不安の違いを体の視点からひも解いていきます。

    心と肺と感情のつながり

    東洋医学において五臓の心(しん)は精神や意識から安心感を司るとされ、五臓の肺は呼吸から気と水を巡らせ悲しみの感情と関係するとされます

    心と肺は気を通してつながっており、心と肺の働きは水の巡りから感情に影響しています。

    東洋医学で心は思考や感情の安定に関与し、肺は呼吸を通して気持ちの切り替えにも関わります。

    深呼吸ができないと水の巡りが滞りやすくなり、気持ちも切り替えられず詰まりやすくなるのです。

    つまり、心と肺のバランスは感情に大きな影響を与え、心と肺のバランスが崩れると感情は不安定になります。

    憂鬱や不安などの感情はメンタルの問題ではなく、東洋医学から見れば体の状態の影響なのです

    水滞による重だるさと憂鬱

    東洋医学における水滞とは、体に余分な水が停滞している状態で体もメンタルも重くなるのが特徴です。

    この水滞の状態になると体だけでなく感情にも影響し、思考が鈍ったり意欲が低下したりもします

    特に憂鬱な感情は水滞の時に起こりやすく、体が重く感じる事から余計に憂鬱の感情は強くなります。

    心と肺の働きが十分なら水滞は起こりませんが、心と肺の働きが鈍ると水滞から憂鬱の感情が起こります。

    この憂鬱という感情は不安とはまた違った原因となり、似たような感情でも東洋医学では身体の状態が違うと考えます。

    そのためメンタル不調とは言っても、大切なのは体の状態を見極めて対処する事になります

    憂鬱と不安の違いと養生法

    憂鬱な感情が強くなると意欲の低下や体のダルさが顕著になり、だんだんと気分が沈んでいきます。

    憂鬱な状態は体が弱っている時のサインであり、特に肺の弱りが原因の水滞がきっかけで起こります。

    その場合は肺を元気にするために、軽い散歩などで体を動かして深呼吸をして肺を元気にする事でメンタルは回復します

    不安な感情が強くなるとソワソワしたり、気持ちが落ち着かなくなり焦りを感じる事もあります。

    こちらも体が弱っているサインですが、特に問題となるのは五臓の心の問題で体が冷えていたり情報過多で起こります。

    その場合は心を元気にするために、腕を回して胸や背中を緩めたり情報量を減らしてのんびりする事でメンタルは回復します

    まとめ

    メンタル不調はメンタルの問題だけではありません。

    心と肺から水の巡りを整えることで、自然と気分も落ち着いていきます。

    東洋医学の整えるという視点を、ぜひ今日から意識してみてください。