「自律神経の乱れ」「ホルモンバランスの崩れ」「腸内環境の悪化」
最近になってよく聞く言葉ですが、東洋医学では、これらを1つの言葉で表します。
それが「気血の乱れ」という表現になります。
今回は、自律神経と気の関係、ホルモンと気血の関係、そして脳腸相関と気のつながりについて分かりやすく解説します。

自律神経と気の関係
現代医学における自律神経は交感神経と副交感神経のバランスですが、東洋医学ではこれを気の流れと過不足と考えます。
交感神経の興奮は気が過剰な状態で、イライラや動悸などが起こります。
気が滞った状態は副交感神経が弱っている状態で、胸のつかえ感があり溜息が増えるのが特徴です。

気が不足した状態は交感神経が弱った状態で、疲労感が強くなり意欲の低下が顕著になります。
つまり、東洋医学から見た自律神経の乱れというのは、気の過不足や流れが乱れている状態となるのです。
深呼吸で自律神経が整うというのは、深く息を吐くことで副交感神経を刺激し、深く息を吸う事で交感神経を刺激することで気の流れを整えている事になります。

ホルモンバランスと気血
現代医学から見たホルモンというのは、体に指令を与える存在で自律神経よりも長く身体に影響を与えます。
東洋医学ではホルモンは血の一部であり、気の作用で全身に運ばれると考えます。
気が不足した状態では全身に上手く運べず、血が不足した状態ではホルモンが十分に分泌されません。

さらに加齢に伴い腎が弱り気が不足するなど、内臓の弱りがホルモンバランスを崩し更年期症状が現れると考えます。
特に40代以降のホルモンバランスの崩れは単なる数値の問題ではなく、腎に蓄えられた生命エネルギーの低下と東洋医学では捉えます。
だから更年期症状などに対しては、東洋医学では気血の不足を補い流れを整える対処をします。

脳腸相関と気血の源
最近になって注目されている脳腸相関とは、脳は腸内環境と影響しあっているという考え方で腸は第二の脳とも言われます。
東洋医学における腸は気血を作り出す所とされ、腸が弱ると気血が不足すると考えています。
気血の不足から自律神経の乱れが起こり、自律神経の乱れからホルモンバランスの崩れへと発展します。

東洋医学における腸は気血を作って内臓を元気にし、元気になった内臓が気血を巡らせる事で心身ともに安定します。
そのため東洋医学における気血は、自律神経とホルモンバランスを通じて脳の状態も左右しているのです。
脳腸相関は近年になって発見された考え方ですが、東洋医学ではずっと前から気血の巡りを通じて脳と内臓の関係には着目していたのです。

まとめ
自律神経とホルモンバランス、脳腸相関はバラバラに見るのではなく気という視点で見れば一本の線でつながります。
そのため脳の状態を整えるためには腸も重要で、自律神経とホルモンバランスも関わります。
まずは気の流れを整えるために深呼吸から始めるのが大切になります。
コメントを残す