リウマチは季節性が強く、寒暖差が大きくなる秋は症状が悪化する人も多くいます。
また秋の初めは台風も多いので、痛みが悪化しやすいのも特徴です。
今日はそんな秋を元気に乗り切るリウマチ秋の養生法です!
秋のリウマチ
リウマチの主な症状は関節の腫れと痛みですが、身体の各所で炎症は起きています。
この炎症は身体が冷やされると悪化する傾向にあります。
また、残暑から秋にかけてくる台風などの低気圧が悪化の原因となる場合もあります。
身体は夏の名残で熱を発散しやすい状態なので、ぐっと寒くなる朝方に関節の腫れや痛みなどの症状が悪化する人もいます。
この朝夕の寒暖差は自律神経を乱し、炎症の原因となる免疫を司る白血球を増加させます。
白血球の中でも好中球と呼ばれるリンパ球は身体を無差別に攻撃します。
リウマチの怖いところは関節の腫れや痛みに限らず、頭痛やめまい、倦怠感の原因にもなります。
この時期はとにかく日によって調子が違うので、一日ごとの痛みや腫れに一喜一憂しないことが大切です。
リウマチを悪化させない東洋医学の知恵
秋にリウマチが悪化しやすい人は、知らないうちに身体を冷やしています。
特に多いのが、健康のために朝からヨーグルトや果物を食べて身体を冷やしている人です。
実はヨーグルトも秋の果物も身体を冷やす性質があります。
ヨーグルトの様に脂質を多く含むものを冷たいまま食べると、脂質の消化にエネルギーを割かれて身体を温められなくなります。
日常的にヨーグルトを食べるヨーロッパでは、ヨーグルトは温かいまま食べるのが一般的という国が多くあります。
さらに秋の果物である
- リンゴ
- 梨
- 柿
などは身体を冷やしてしまいます。
こられの果物は老廃物の排泄を促すので健康に良いですが、運動不足の人は食べ過ぎに注意です。
身体は冷やされると修復のために炎症を起こします。
ですからリウマチに限らず、秋になって関節の痛みが増えたという人は食生活を見直しましょう。
そして気血の流れを良くするために運動をすることも大切です。
よくスポーツの秋と言いますが、これはスポーツするのに最適な気候であるというだけでなく、スポーツしないと健康を維持しにくいという側面もあります。
だから秋は適度に運動して気(代謝)を高めて、自律神経を整える事が大切です。
そして食欲の秋というように、しっかりと栄養をとることも大切です。
秋の果物は身体を冷やしますが、
- さつまいも
- キノコ類
- 栗
などは身体を温めて老廃物の排泄を促すので積極的に摂りましょう。
また秋の冷たく乾燥した空気は喉を傷めやすいので、普段からハチミツを食べる習慣をつけておくと風邪の予防にもなります。
秋はよく動いてよく食べよう!
秋にリウマチが悪化する人は身体を冷やしている事が多いです。
食べ物が原因の場合が多いですが、首元が薄着の人も多いので注意しましょう。
元気に過ごす秘訣はよく動いてよく食べる事です♪