冷えると指が痛む人におすすめの温め方

手の冷えで悩んだことはありますか?

「冷えると指が痛い」

「温めてもすぐに冷える」

「朝は指がこわばる」

こんな状態は血流が悪いせいで指が冷えているかもしれません。

今回のブログを見れば冷えて指が痛むときの対策と、身体を温める漢方が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

冷えると指が痛む人におすすめの温め方

冷えると指先が痛む人は末端の血流が悪いのが原因ですが、問題となるのは主に手首の硬さです。

足の指の場合も同様で足首が硬くなると指先の血流は悪くなり冷えるので、指先が冷えるという人は手首の硬さを解消する事が大切になります。

お勧めなのは両手の指を組んで手首を回す体操で、力を抜いてぶらぶらと左右ともに回しましょう

冷えやすい人は筋肉が硬くなりやすく、筋肉が硬くなることで血流が悪くなると余計に冷えてきます。

そのため、手首を回す体操はこまめに行う事が大切で、朝昼晩と30回くらいは回しておきましょう

結果的に手首の硬さがとれてくれば、指先が冷えて痛むことは少なくなり冷えの予防につながります。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうがとう)

手首を回す体操などで冷えが解消されない人には漢方もお勧めです。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、末端の冷えや痺れに伴う痛みの解消に役立ち、特に全身の冷えが強い方に適しています

普段から全身が冷えていて、嘔吐や腹痛も起こしやすい人にも用いられます。

全身が冷える人は代謝の低さや筋肉の少なさも目立つので、普段から適度に身体を動かす事も大切です。

軽く血圧を上げる作用もあるので、普段から低血圧で元気のない方にもお勧めです。

含まれている生薬には自律神経やホルモンバランスを整える働きもあり婦人科疾患にも用いられます

桂枝加朮憮湯(けいしかじゅつぶとう)

桂枝加朮憮湯は風邪にも用いられる桂枝湯を基に、血液と水分の巡りを高める附子と蒼朮を加えたものです。

元となる桂枝湯は弱っている身体を温める漢方なので、冷えによる関節痛や神経痛、特に手指のこわばりなどにも用いられます。

桂枝加朮附湯も風邪や冷えに伴う発熱や悪寒、腰痛などにも用いられ、冷えて硬くなった筋肉を緩めてくれます

ただし、桂枝加朮憮湯は桂枝湯よりも作用が強くなるので、動悸などを感じる虚弱な人は使用を控えましょう。

効果の高い漢方は1ヶ月ほどで効果が出ない時は医師などに相談する事も大切です

関節痛や神経痛を伴う手指のこわばりは入浴などで全身を温める事も効果的なので、入浴を習慣にするのも大切です。

まとめ

指が冷えて痛むときは手首が硬くて血流が悪くなっています。

全身を温める漢方には当帰四逆加呉茱萸生姜湯があります。

温めて筋肉を緩める漢方には桂枝加朮憮湯がありますが、入浴の習慣が大切になります。

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