手や指が痺れる原因を知っていますか?
「指を揉んでいる」
「腕をストレッチしている」
「サプリを飲んでいる」
残念ながらこれらの対処では思うような成果が上がらないかもしれません。
今回のブログを見れば腕や指の痺れの正しい対処法と、痺れの解消に役立った体験談が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
痺れがひどい人向けのセルフマッサージ
基本的に痺れが起こるという事は血流が悪い状態ですが、血流の悪い部分を刺激しても痺れは解消されません。
痺れを解消するには腕の流れに大きな影響を与える肩回りがポイントになるのです。
全身の血流やリンパの流れに大きな影響を与えるポイントは6つあり、その内の2つは肩にある腋窩と鎖骨下になります。
だから腋窩リンパ節と鎖骨下リンパ節を刺激するのが腕や指の痺れを解消するのに効果的となります。
腕を持ち上げると腋窩は凹んでいて、胸側と背中側の前後で筋肉をつまめます。
その筋肉をつまみながら腕を回すと腋窩と鎖骨下のリンパの巡りが高まり、リンパと同時に血流も高まり痺れの解消に役立ちます。
疎経活血湯
セルフマッサージだけでは効果が上がらなかった人にお勧めなのが漢方で、漢方の中でも疎経活血湯は肩こりや手足の痛み、痺れなどに使われます。
関節痛や神経痛などにも使われる漢方で、加齢にともなって悪くなった血や水の巡りを高めるのに役立ちます。
炎症を起こすリウマチにも効果があるとされるので、痺れだけでなく痛みも感じている人には特にお勧めです。
基本的に血液やリンパの巡りを高めるのは運動ですが、身体に老廃物が溜まっていたり水分不足な人は運動だけでは解消に時間がかかります。
そのため、漢方を飲むだけでなく水分をしっかり補給して、どんどん老廃物を排泄する事も大切になります。
普段から老廃物の排泄が十分であれば、徐々に痺れが出にくい身体になっていきます。
実践して効果を感じたセルフケア
痺れが解消されるまでは時間がかかる事が多いですが、きちんと痺れが解消されれば再発はしにくいのが特徴です。
実践してもらって一番効果を感じたと言われるのがラジオ体操で、「どんどん身体の動きが上がっている」と喜びの声を頂きます。
実際にラジオ体操をしてみると、「こんなに身体の動きが悪いとは知らなかった」と自分の身体の変化に驚かれます。
「子供の頃は平気だったのに、、」とショックも受けられますが、普段から続ける事で徐々に身体の動きは高まります。
ラジオ体操がお勧めな理由は効果が高いというよりも、ケガの心配が少なくて続けやすいという事です。
普段から続けている人は身体の異変に敏感になるので、「早めに対処をする事で悪化を防げるようになった」と実感されています。
まとめ
腕や指の痺れは肩回りのリンパや血液の巡りの悪さが原因です。
疎経活血湯はそんな痺れを解消するのに役立ちます。
喜びの声が多いセルフケアはラジオ体操になります。