睡眠と胃腸の関係と正しい生活習慣とは

胃腸の機能が低下していると感じたことはありますか?

「胃がムカムカする」

「吐き気を感じる」

「下痢や便秘に悩んでいる」

そんな状態は生活習慣が原因で胃腸の機能が弱っているかもしれません。

今回のブログを見れば胃腸の機能を弱らせる睡眠との関係と、弱った胃腸を元気にする漢方選びが分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

睡眠と胃腸の関係

睡眠不足は胃腸の働きを悪化させ、消化不良や吐き気、下痢や便秘などの原因となります。

本来なら睡眠中は副交感神経が優位になり、胃を回復させて’腸で排泄の準備をするための時間になります。

ですが、睡眠不足は自律神経のバランスを崩し副交感神経の働きを鈍らせ、胃腸の動きが悪くなることで消化と排泄に不具合を起こします

また、胃腸の働きは睡眠の質にも影響しており、寝る直前の食事は消化不良や胃もたれの原因となり睡眠の質を低下させます。

睡眠の質が低下する事で消化不良が起こると、体内に余分な水分や熱が溜まり湿熱と呼ばれる状態になり睡眠の質が低下します。

湿熱を起こさないためには寝る前の食事は控えて、6時間以上の睡眠は確保する事です

ストレスと胃腸の密接な関係

ストレスが多いと交感神経が優位となって胃酸の分泌が増え、同時に胃粘膜が減少する事で胃では炎症が起こりやすくなります。

ストレスが胃腸にダメージを与え、ストレスが長期に渡って続くと神経性胃炎の原因ともなります。

東洋医学ではストレスが溜まって気の巡りが悪くなっている状態を気滞と呼び、気滞になる事で消化器系の機能が低下すると湿熱を起こしやすくなります

普段から冷たい飲み物や脂っこい食べ物が多い人ほど湿熱は起こりやすく、そこに過度なストレスが加わる事で症状が悪化します。

また、睡眠不足な人ほど心身ともにストレスに弱くなるので、生活習慣を整える事が重要になります

大切なのは食生活を変える事で、普段から胃腸を冷やさないようにして腹八分目の食事量にすると睡眠の質も上がります。

湿熱の漢方

湿熱を解消させて睡眠の質を高めるのに必要なのは、熱を発散させて余分な水分を尿として排泄する事です。

そのため、熱を発散させる黄連解毒湯と水分の排泄を促す五苓散を合わせて飲むことが多くあります。

漢方は相性のいい物であれば合わせて飲む場合も多く、黄連解毒湯と五苓散を合わせた内服液なども販売されています

黄連解毒湯は熱を発散させることで気滞の解消に役立ち、同時に胃腸炎などを鎮める効果も持っています。

五苓散は水分代謝を高める事で水滞を解消し、湿熱の湿を取り除くのに役立ちます。

大切なのは胃腸の機能回復を促すために過食を避け睡眠時間を確保する事ですが、難しいようなら漢方もお勧めとなります

まとめ

睡眠不足は胃腸の機能を低下させ湿熱となります。

さらに食生活も悪いとストレスに弱くなり状態が悪化しやすくなります。

大切なのは過食を避け睡眠を確保する事ですが漢方もお勧めとなります。

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祝日はお休みです。

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