胃腸を疲れさせる悪い習慣を知っていますか?
「朝からしっかり食べている」
「夜は豪華にしたい」
「昼は食べられない時が多い」
こんな食生活では胃腸の負担が大きいと言えます。
今回のブログを見れば胃腸の負担となる食生活と、胃腸を元気にする食生活が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
胃腸を元気にする食事のリズムと注意点
胃腸は1日を通していつも働いているわけではなく、よく働く時間と休む時間が存在します。
朝は排泄の時間なので消化を担当する胃や小腸の働きは悪く、寝る時間なら本来は休める時間です。
そのため、朝は活動前で栄養を摂りたいですが、量は抑えめにして栄養価の高い食事を意識する事が大切です。
朝の果物が推奨されるのは消化しやすく栄養価が高いためで、大切なのは朝は排泄にエネルギーを回す事です。
最も量を食べたいのが昼食で、昼は胃腸が最も働いている時間なので油物などの負担が多きい食事も平気な時間です。
逆に寝る前の食事は最も質素にすべきで、寝ている時は胃腸を休ませた方が身体の回復は促されます。
旬の食材を活かす養生法
胃腸に最も優しい生活というのは、消化の負担が少なくて多くの栄養を吸収しやすい食事という事になります。
野菜や魚などは旬のものを選んだ方が栄養価は高くなり、最も効率的に栄養を吸収する事が可能です。
最近では一年を通してずっと同じ野菜がありますが、旬の野菜はそうでない時期の2倍くらいの栄養がある事が分かっています。
例としては夏野菜であるトマトやキュウリ、秋の梨や柿などの果物、冬の寒鰤や寒ヒラメなどの魚介類は他の時期より栄養が高くなります。
また、旬の食材というものは、その季節を乗り越えるのに必要な栄養を多く含んでいます。
夏なら汗とともに失われやすいミネラルが多くなりますし、冬なら寒さをしのぐために必要な脂質を蓄えているのです。
体質別に選ぶ漢方薬と生薬
日々の生活で食事などに気をつけていても身体が弱る時はあり、食事だけでは身体が弱ってきたと感じる時は漢方薬などの出番です。
漢方薬を選ぶ時に大切なのが体質で、特に冷えやすさや火照りやすさなどは大切な目安です。
体力の有無も重要で、体力の目安となるのは運動をした時に心臓が苦しくなるかどうかです。
漢方薬の多くは身体を温めたり冷ましたり体温を調節しますが、温めすぎると心臓が弱い人には副作用が強く出ます。
副作用を出さないためには自分の体力を見極めて、体温を上げるか下げるのかを見極める必要があります。
漢方薬の原料となる生薬には普段から食べている食材に近いものもあるので、そういった食材を選ぶのも健康の秘訣と言えます。
まとめ
食事の量やタイミングが悪いと胃腸は疲れてしまいます。
朝は栄養を意識して昼に量を食べ、夜は質素にするのが健康の秘訣です。
食事だけでは不調な時は漢方なども検討してみましょう。
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