東洋医学の体質診断は知っていますか?
人間の性格と体質は内臓の影響を受けており、その内臓の強さによって性格と体質が決まります。
今回は5つのタイプの中でも腎臓の影響を受けやすい水タイプの性格と体質について解説します。
体質を知ることで自分に合った健康法が分かり、それを実践する事で不定愁訴などの悩みを解決できるようになります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
腎臓の特徴
腎臓の役割は尿のろ過と再吸収だけと思われがちですが、血圧や体液量の調節にミネラル量をコントロールするなど影の立役者です。
腎機能が低下しアンモニアを主体とした水溶性の老廃物が溜まると強い倦怠感に襲われ、水分不足がきっかけで結石が出来たり痛風になって激痛に襲われます。
そんな腎臓は常に全力で働かず2つある腎臓が余裕を持って仕事しており、水分不足や冷えなどによる高血圧でダメージを受けない限りはマイペースに働きます。
さらに腎臓はレニンとプロスタグランジンという血圧の上昇と低下を起こす2つのホルモンを分泌して血圧をコントロールしています。
プロスタグランジンは発痛物質と認識されるほどの痛みを起こす側面がありますが、血圧を下げるのに有効なホルモンでもあります。
排泄が滞って老廃物が溜まると腰痛を起こしやすく、腎機能の低下は股関節や膝関節の痛みの原因にもなります。
水タイプの特徴
水タイプは腎臓の様に影の立役者であることが多く、目立った行動をする訳ではありませんが実際は見えない所で活躍しています。
地味に重要な仕事をこなしている事もあり、いなくなると問題が明確になる事が多くあります。
ただし水タイプはマイペースなうえに自己主張が強いので、敬遠される事もしばしばあります。
基本的に落ち着いて仕事をこなし、黙々と自分の役割を果たします。
血圧が上がるような緊張状態で仕事をするのは好まず、マニュアルに縛られず自分好みに仕事をしている時ほど本領を発揮します。
嫌いな仕事はしませんが、好きで得意な分野を続けることで職人と呼ばれる傾向があります。
水タイプが健康になるには
水タイプは腎機能が低下すると老廃物が溜まって不調になるので、腎機能を低下させないように血圧をコントロールする事が大切です。
腎機能を高めるには血圧を下げて血流量を増やす事が大切なので、水分補給と身体を温める事がポイントになります。
特に水分補給が重要で、他のタイプよりも白湯を意識して飲んだ方が体調が整います。
身体を冷やすと血圧が上がって腎機能が低下するので、冬だけでなく夏でも冷やし過ぎには注意して体温を下げ過ぎないのが大切です。
水分補給も夏ならミネラルの補給を意識してポカリなどがお勧めで、冬なら身体を温める紅茶などがお勧めです。
基本的に体重の3%を目安にして他のタイプよりも多めに水分を摂ることが必要となります。
まとめ
腎臓は目立たず身体の健康を管理しています。
水タイプは目立ちませんが隠れて重要な仕事をしています。
健康のためにはこまめな水分補給をして身体を温める事です。
⇒自分の体質を理解する!大阪市北区で体質診断が受けられます。