足に違和感を感じたことはありませんか?
「足が痺れる」
「寝る時に足がムズムズする」
「原因が分からない」
身体の症状には必ず原因が潜んでいます。
今回は足の違和感の原因となるむずむず脚症候群の対処法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいてむずむず脚症候群の対処法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
むずむず脚症候群とは
むずむず脚症候群とはレストレスレッグス症候群とも呼ばれ、下肢にしびれや違和感、震えなどの症状が現れる事があります。
主に夕方から夜間にかけて起こり、安静にしている時の方が多いのが特徴です。
原因はまだ完全に解明されていませんが、神経伝達物質のドーパミンやミネラルの鉄が不足する事で起こると考えられています。
また、自律神経の乱れなども関係すると言われ、ムズムズする症状に痒みや虫が這うような感じにチクチクやピリピリなどを感じる人もいます。
夜間や安静にしているときに症状が現れるので睡眠障害の原因になる場合もあります。
原因がハッキリしていない場合も多いですが、他の疾患の二次性の要素として現れる原因がハッキリしている場合もあります。
二次性の原因
むずむず脚症候群が現れる疾患には慢性腎不全や糖尿病などの生活習慣病があったり、妊娠や貧血などが隠れている場合もあります。
また、抗うつ薬や抗精神薬などの薬物の副作用として現れる場合もあり、普段から常用している薬もチェックする必要があります。
さらに普段からカフェインやニコチン、アルコールなどの摂取が癖になっている場合にも現れやすいと言われています。
東洋医学から見れば血滞(けったい)の状態と考え、原因は血管が拡張しすぎて引き締まらなくなっている状態を疑います。
これは自律神経の乱れが隠れており、普段から交感神経が優位になっているために夕方や夜間に副交感神経が強くなりすぎていると考えます。
そのため解消するためには交感神経と副交感神経のバランスを取り戻す事と考えています。
東洋医学の対処法
血滞(けったい)が原因の場合は、血管を引き締めて緩める事を繰り返すのが効果的です。
そこでお勧めなのが温冷浴で、温水と冷水を交互に浴びることで温めて血管を緩めて冷やして血管を引き締めます。
温冷浴はヨーロッパでは温泉療法として扱われ、最近ではアスリートが疲労回復の手段として積極的に取り入れています。
やり方)
- 40℃のお湯に3分ほど肩まで浸かる
- 次に30℃くらいのシャワーを手足に30秒かける
これを3回繰り返し最後はお湯に軽く浸かって上がります。
温度差は10℃くらいでも効果があるとされ、水風呂に浸かるのは心臓の負担が大きくなるデメリットもあるのです。
病気や薬剤が原因の場合は医師との相談も必要ですが、自律神経の乱れが原因の場合なら効果があるので試してみて下さい。
まとめ
むずむず脚症候群の原因は完全には解明されていません。
東洋医学では血滞(けったい)が原因として自律神経の乱れを疑います。
自律神経の乱れは温冷浴で解消できるので原因がハッキリしない場合にはお勧めです。
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